過去の自分と対決した話 番外編
長くなりすぎてしまった自分の思い出と向き合った話なんですが、今回は番外編としまして
物持ちがいいんだか、ただ単に物事に無頓着なんだかわからない僕の母が
20年以上前に駅前でせっせとティッシュ配りの人からもらってためこんでいたポケットティッシュのコレクションをご紹介します。
こんな感じで紙袋いっぱいにどっちゃり入っていました。
続きを読む過去の自分と対決した話 後編
というわけで、続きです。
もうだいぶ過去の自分のなんというか、悪意のない無邪気な毒みたいなものを延々と飲まされてきていて相当体にきている状況なんですが、過去の自分と決別するためにもこの行為を途中で止めることはできません。
13年前のロッキンオンジャパンフェスのパスを大事そうに取ってあるあたり「ああ、この人よっぽどこういうのに行けたのが嬉しかったんだろうなあ…」と思えて泣けます。
協賛がボーダフォンです。時代です。
そしてこういう人はきちんと学生証を大事に取ってあったりします。
一番古い中学一年生の時のやつ、まだあどけないですね。
高校一年生のときのやつ。出た。センター分け。
高校二年生のときのやつ。この一年で何があった。ちなみにこの時の髪型は毎朝洗面所で髪の毛逆立てるのに30分以上かかっていた記憶があります。もう二度とやりません。
今度は「就職活動ゾーン」です。これも受験と一緒。とにかく企業研究とか会社説明会とか行きまくって挙げ句の果てにはSPIとか一般常識とかそういう筆記対策までやりはじめたものですから参考書ばっかり買ってたために大量に残っています。「面接の達人」という本も図書館であるだけ借りて全部読んだはず。たぶんあの当時は達人になったと錯覚するくらいには自分を洗脳できてました。こわいよ。やっぱりここも怨念が込められているので早めの成仏させておきましょう。
四季報ってこんなになる?というくらい朽ち果てた会社四季報が。
また勉強してるよ、この人。
出たー、リクルートのお金払うと適正な職業を教えてくれるっていうやつー。
当時血迷ってこの高い検査まで受けておりました。
こちらは会社説明会にせっせと通って集めたパンフレット。もう後半パンフレット集めに行ってんのかってくらいの状態に。
と、ここである程度整理ができたかなと思ってましたら母親から「別のとこにももう何箱かあるから、それもみといてね」という驚愕の一言。
まだあるんかい!!!
こちらがそのラインナップ。先ほどとは少々毛色が異なり、普段使わないようなものを取っておくために保管しておいた感じです。見ながら思い出したのですが、これは当時の僕が「将来プレミアムがつきそうだ」と判断して残しておいたものたちなのです。
さて、小学生の僕が当時「将来高くなりそうだ」と思っていたものとは一体なんだったんでしょうか。
しょっぱなから食品が出てきてしまいました。なにこれ。ジェリービーンズみたいなやつです。
おそらくおもちゃショーか何かに連れて行ってもらった時にバンダイのブースでもらえたと思われるパンフレット。ただで配っていた紙が将来値打ちが出る、と思っていたのはおそらく当時流行していたなんでも鑑定団の影響かと思われます。ちなみに僕は当時おもちゃ鑑定士の北原照久氏の著書を買って熟読していました。
なんかスーパーファミコンに2個カセットが使える器具とか紹介されてます。当時僕はテレビゲーム関係を親の方針で一切買ってもらえない家庭に育ったので、どんな気持ちでこの冊子を見ていたのかと思うと胸が締め付けられます。
hanadekameganet.hatenablog.com
(その暗黒の記憶はこちらの記事に)
さらに時代の象徴、モーニング娘。の思い切り海賊版っぽいグッズ。
何故このふたりのチョイス。
文字盤部分のメンバーは写真が完全に溶けかかっていて誰が誰か判別不能レベルでした。というか、これどこで手に入れたんだろう。
さらにJリーグカード97年度版。Jリーグチップスというお菓子のおまけだったはず。
またもや食品。先日製造終了となった明治のカルミンです。
賞味期限が20年前に切れてました。賞味期限の観念が当時の僕にはなかったんでしょうか。
DCカードのたぬきと河童です。中井貴一はいませんでした。というか、これは今見ても普通にかわいいので、このまま綺麗に取っておこうと思います。こどもにあげたら速攻でボロボロにされそうなので。
今はなきあさひ銀行のミッフィーのノベルティ。ばんそうこうでした。これもかわいい。
これだけ毛色が違いますが、上野の蚤の市かなんかで怪しいおっちゃんから買った「ロボット刑事K」という特撮ドラマのメンコです。これもたぶん値段があがるとか思って買ったんでしょうね…。
リザーブ友の会のメモ帳です。
今見ると当時のイケてる人が総動員されてるような豪華なCMですね。なかなか敷居の高い友の会です。当時小学生の僕もなんだかわからないけどかっこいいと思って見てた記憶があります。
と…これで何とか全ての思い出との対決を終え、僕はぼろぼろになりながらも過去の自分との決別を行うことができました。
ほとんどのものは捨て、ほんの少しの荷物だけを詰め直して後日取りに来ることにしたところ母親から
「そうそう、あれは取っておくでしょ。あんたが友達と作ってた映画は」
!!!!!
「これ」
と行って差し出されたテープは
「VIRUS-ウイルス-」
うわあああああああああああ!!!!!
「スピーディーな展開とショッキングな結末で賛否両論を巻き起こした心理サスペンス」を中学生がどうやって作っていたのか、興味深いですが、このテープはとりあえず実家が朽ち果てるまでクローゼットの奥深くにしまい込んでおくことにいたしました。
過去の自分と対決した話 前編
「そろそろ引き取ってくれない?」
と母親に嫌味っぽく言われまして、実家に残してある自分の過去の遺物を選別する作業にしぶしぶ出かけました。
実家を出て6年。子供が生まれてからはそれなりにちょこちょこ遊びに戻ってきていたものの、じっくりとクローゼットに残してきたものたちを見て捨てたり引き取ったりという作業をしてきたわけではないので、残してきたものはすべて6年前の姿のまま、時を止めているわけです。
あれと、これと、そういうやあんなものも残していたような気がする…と考えれば考えるほど作業が大変そうになることばかりが予想されて重い気持ちのまま実家へ。
家族を連れてやってきたので妻と子供達はおじいちゃんおばあちゃんたちと遊んでもらっている間、僕は一人孤独な戦いへ。
さあ、ここからは過去の自分との対決です。
続きを読む妹は兄より強いという話
最近息子と娘二人だけでの遊びというのも増えてきました。
先日いつのまにかスマホで撮影された動画に、偶然二人の会話が記録されていたことを書きましたが
hanadekameganet.hatenablog.com
まだまだ発展段階とはいえ、それなりに文章を自分で作って話せるようになり始めている息子と、
言葉の爆発直前で語彙力を日々高めている娘の二人の会話はやはり見ていて楽しいです。
続きを読むトミカハイパーレスキューがやってきた話
誕生日とこどもの日が近いこともあって、先日おじいちゃんおばあちゃんが息子にプレゼントを買ってくれました。
それがこちらです。
じゃじゃん。
- 出版社/メーカー: タカラトミー
- 発売日: 2014/03/21
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
以前から「面白そうだな」とは思いつつ、シリーズの展開とかそのご買わないといけないであろう周辺グッズを見ると及び腰になっていたため、息子が近づくと
「それはなんか難しそうだな」とか「アッチの方がいいんじゃないか」などと巧みに誘導し続けていたものの、従来こういう「おもちゃらしいおもちゃをプレゼントしたい欲」の強い祖父母はトイザラスに息子を連れて行くなり「これがいいじゃないの!!」と半ば押し切る形で買ってくれたのです(いや、もちろん息子が興味を持ってたからなんですけど)
とはいえそこは子供。
店内では「まあ、これでもいいけど‥」なんてどっちつかずの態度を見せていたくせに、家に帰るなり
「トミカハイパーアアアアポリースウウウウウウ!!!!!」
などと絶叫してテーマ曲を歌いながら遊び始める始末。なんなんだよ。
とはいえ実によくできたおもちゃでして、もともとこういうギミックのあるおもちゃの好きな僕は息子と一緒にすっかりはまってしまいました。
こちらが全景。
やたらとゴテゴテしてるのも男児のハートをわかってるう!という感じです。
夢中状態。こうなるともう他のことは聞いていません。
もちろんサイレンが点灯。息子のおもちゃだけでサイレンが鳴るものって全部でいくつくらいあるんだろうか…全部合わせて鳴らしたら近所で誤解されるくらいの音量にはなりそうです。
真剣な表情。
ちなみ買ってもらったおもちゃはトミカハイパーレスキューという架空のレスキュー組織の乗り物(トミカ)を収納できる、さらに大きな母艦的な立ち位置のものでして、このおもちゃにさらに小さいトミカを収納することができつつ、ここからトミカを出動させることも可能、という作りになっています。
その出動までのプロセスがかっこよかったので、思わず動画にしてしまいました。
この飛び出る感じ、やっぱりたまらないですね。
というわけで、息子のおもちゃというか僕のおもちゃとしてもここのところ毎日異常な頻度で出動している、多忙なトミカハイパーレスキューなのでした。
消防車と対面した話
以前から息子が消防車が大好きで将来は消防士になりたいことを公言しているというお話は何度か書いているのですが
先日、地域のイベントで消防車に乗る体験ができるということを知り、一家で行ってまいりました。
どちらかというと息子よりも僕と妻の方が興奮してしまい
「まーくんまーくん!消防車の本物に乗れるよ!!消防士さんに会えるよ!」
とものすごい勢いでわめき立てたため息子は「お、おう…」みたいな感じになってましたが
当日到着するとさすがに彼も徐々にテンションが高まり始め、赤い車体が見えてくる頃にはMAX状態に。
「あーはしご車だ!」
(※ちなみにはしご車のかご部分に乗れる体験もあったのですが身長が足りずに断念。でも、乗ったところでディズニーランドの「カリブの海賊」で硬直していた息子のことなので空中で「こわいこわい下ろして!」と絶叫していたことが予想されますので、乗れなくてよかったと思います)
「これトミカのやつだ!」
そしてあこがれの消防車の運転席に!
ちなみに、この運転席に乗るための列に並ぼうとしたところ「行かない!」「乗らなくて良い!」と急に号泣しはじめるというアクシデントがありました。
全く意味がわからず妻と「???」となりつつも「これは写真撮っておいた方がいいって」と説得していた僕は右目に息子のパンチをくらい負傷までする始末。
結局なんとかこの写真は撮れたものの、息子の号泣の理由は不明なまま…。
なんでしょう、夢が叶ってしまうということについて嬉しさのあまりだったのか…好きな相手と2ショットで写真が撮れるよ、と言われた時に恥ずかしくて断ってしまう男子中学生的な…真相は不明ですが。
あと、この消防車乗車体験の消防士さんが非常に子供にも親切なめちゃくちゃいい人で、ご自分の帽子を息子に貸してくださいました。
超ダメな感じになってしまいました。
ちなみに娘も乗せてみたところ
帽子のデカさがいい感じに作用してこちらは不良女性消防士みたいな感じになってしまいました。さては無免許だなこいつ。
他にも放水体験とかもできました。
前を向きなさい。
でも結局一番テンション上がってたのは自動販売機のアイスを買ってあげたときだったっていう。なんなんだ。