モノマネ
年中の息子が幼稚園でモノマネをしているらしい。
何をしているのかと思えば、「相棒」の杉下右京だという。
これを聞いて思わず恥ずかしくなってしまった。
というのも、もとはと言えばそれは、僕が家で散々真似していたモノマネだからだ。
しかも自分のオリジナルではなく、有名なツイッタラー・八兆にそさんのモノマネを僕が真似したモノマネである。
それを息子がモノマネするから、モノマネのモノマネのモノマネであり、もはやフィルターを通し過ぎて原型がない。
続きを読む右京さんがキレるモノマネから1年経ったので、おまけをやりました pic.twitter.com/mNqAsaHACt
— 八兆にそ (@8_niso) 2018年1月18日
ボス
アマゾンプライムに入ったので、海外ドラマ、主にアメリカのドラマだけど、たくさん見るようになった。
ストーリー自体面白いのだけど、異国ならではの文化の違いとか慣習なども面白く、興味深く見るようになった。
だいぶ最近ではあるあるネタになってきたことだけど、
「登場人物が中華料理をテイクアウトして食べる時に使っている謎の四角い箱」
とかも、本当によく見る。
だいたいプラスチックのスプーンで何かをかきこんでいるが、それがなんなのかはストーリーに重要ではないので語られない。多分チャーハンなんだろうけど、もしかしたらエビチリかもしれないし、酢豚のかかったご飯かもしれないし、すすっているシーンもあったような気がするので、ヌードルとか汁物もいけるのかもしれない。
ピースができた日
娘がピース出来るようになった。
「さーちゃん、ピース出来るようになったんだよ!」
と鼻息荒く突進してきたので手を見ると、確かに少し不恰好ではあるものの、人差し指と中指が二本、きちんと立っていた。
「すごいじゃん!写真を撮るときはこれやろうね」
と言うと嬉しそうだ。顔の横にピースをくっつけて、お得意の顔をくしゃくしゃにした笑顔を浮かべている。
妻に聞いたら、ずっと練習していたらしい。
私が会社に行き、息子を幼稚園に送った後、数時間は妻と娘の二人だけの時間が毎日あるわけだが、その時間の間、娘が一人真剣に何かをしていたので見てみると、自分の指と格闘しながら一生懸命ピースの作り方を考えていたそうだ。
「私はずっとさーちゃんの努力を見てたよ」
と妻がぽつりと言う。娘も満足げだった。
続きを読むこどものことば
つい最近長男と話をしていたら、何の前触れもなくいきなり
「ねえ、集団リンチってよくないことば?」
と突然言い始めてギョッとした。
家庭内で多少下ネタを言うことはあっても、何の脈絡もなく集団リンチという言葉をこどもの前で使うことなんてないし、記憶の限り妻が言っていた覚えもない。
動揺してしまい「そうだね、あんまりよくないことばかなあ」などとしどろもどろに答えると、長男はそれほど興味なさそうに「ふうん」とだけ言って、また遊びに夢中になり始めた。
どこで覚えたのだろう、と考えるとこれはもう紛れもなくYouTubeだろう、と思い当たった。
変な言葉を覚える先は、昔テレビで今YouTube。
笑点で誰か言いだしそうである。
PTAが「子供に見せたくない番組」とか言って深夜のお笑い番組を攻撃していた頃がもはやファンタジーの世界だ。そろそろ「子供に見せたくないユーチューバー」とか言い出すだろう。
スタンドバイミー
子供がユーチューブで動画を見過ぎている。
楽しんでみちゃう気持ちもわかるし、実際見ててくれると自分もその間だらだらできるという理由も多いのだけど
なんやかんやで結構見せてしまっている。
ここ最近はさすがにちょっと寝ても覚めても「スマホ!」「動画!」と言っているので、少しちゃんと言わなきゃいけないのかな、
ともやもやしていたところ、トミカをストップモーションで撮影した一般の人が作ったカーチェイス風動画を食い入るように見つめていた。
丁寧につくられていて、トミカながらなかなか見ていて惹きつけられるものがあったので、息子に
「すごいねこれ」
と声をかけると
「これで勉強してるの」
と言う。
「動きをよく見て、真似してるの」
と画面から目を離さずに言うのだ。