もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

国語が苦手

僕は絵に描いたような文系だったので、大学は私立の文学部だった。

 

国語と英語と日本史の三教科だけ勉強すればなんとかなる、というやつだ。

勉強はそれほどできなくなくても、3つくらいならなんとかできるだろう、というくらいの認識だった。

結果的に3つだけでもロクにできなかったのだけど。

 

最大の誤算だったのは、自分が国語が得意だと思い込んでいることだった。

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過去の自分と対決した話 番外編

長くなりすぎてしまった自分の思い出と向き合った話なんですが、今回は番外編としまして


物持ちがいいんだか、ただ単に物事に無頓着なんだかわからない僕の母が


20年以上前に駅前でせっせとティッシュ配りの人からもらってためこんでいたポケットティッシュのコレクションをご紹介します。


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こんな感じで紙袋いっぱいにどっちゃり入っていました。

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過去の自分と対決した話 後編

というわけで、続きです。


もうだいぶ過去の自分のなんというか、悪意のない無邪気な毒みたいなものを延々と飲まされてきていて相当体にきている状況なんですが、過去の自分と決別するためにもこの行為を途中で止めることはできません。


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13年前のロッキンオンジャパンフェスのパスを大事そうに取ってあるあたり「ああ、この人よっぽどこういうのに行けたのが嬉しかったんだろうなあ…」と思えて泣けます。


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協賛がボーダフォンです。時代です。


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そしてこういう人はきちんと学生証を大事に取ってあったりします。


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一番古い中学一年生の時のやつ、まだあどけないですね。


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高校一年生のときのやつ。出た。センター分け。


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高校二年生のときのやつ。この一年で何があった。ちなみにこの時の髪型は毎朝洗面所で髪の毛逆立てるのに30分以上かかっていた記憶があります。もう二度とやりません。


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今度は「就職活動ゾーン」です。これも受験と一緒。とにかく企業研究とか会社説明会とか行きまくって挙げ句の果てにはSPIとか一般常識とかそういう筆記対策までやりはじめたものですから参考書ばっかり買ってたために大量に残っています。「面接の達人」という本も図書館であるだけ借りて全部読んだはず。たぶんあの当時は達人になったと錯覚するくらいには自分を洗脳できてました。こわいよ。やっぱりここも怨念が込められているので早めの成仏させておきましょう。


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四季報ってこんなになる?というくらい朽ち果てた会社四季報が。


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また勉強してるよ、この人。


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出たー、リクルートのお金払うと適正な職業を教えてくれるっていうやつー。


当時血迷ってこの高い検査まで受けておりました。


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こちらは会社説明会にせっせと通って集めたパンフレット。もう後半パンフレット集めに行ってんのかってくらいの状態に。


と、ここである程度整理ができたかなと思ってましたら母親から「別のとこにももう何箱かあるから、それもみといてね」という驚愕の一言。


まだあるんかい!!!


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こちらがそのラインナップ。先ほどとは少々毛色が異なり、普段使わないようなものを取っておくために保管しておいた感じです。見ながら思い出したのですが、これは当時の僕が「将来プレミアムがつきそうだ」と判断して残しておいたものたちなのです。

さて、小学生の僕が当時「将来高くなりそうだ」と思っていたものとは一体なんだったんでしょうか。


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しょっぱなから食品が出てきてしまいました。なにこれ。ジェリービーンズみたいなやつです。


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おそらくおもちゃショーか何かに連れて行ってもらった時にバンダイのブースでもらえたと思われるパンフレット。ただで配っていた紙が将来値打ちが出る、と思っていたのはおそらく当時流行していたなんでも鑑定団の影響かと思われます。ちなみに僕は当時おもちゃ鑑定士の北原照久氏の著書を買って熟読していました。


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なんかスーパーファミコンに2個カセットが使える器具とか紹介されてます。当時僕はテレビゲーム関係を親の方針で一切買ってもらえない家庭に育ったので、どんな気持ちでこの冊子を見ていたのかと思うと胸が締め付けられます。


hanadekameganet.hatenablog.com
(その暗黒の記憶はこちらの記事に)


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さらに時代の象徴、モーニング娘。の思い切り海賊版っぽいグッズ。


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何故このふたりのチョイス。


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文字盤部分のメンバーは写真が完全に溶けかかっていて誰が誰か判別不能レベルでした。というか、これどこで手に入れたんだろう。


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さらにJリーグカード97年度版。Jリーグチップスというお菓子のおまけだったはず。


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またもや食品。先日製造終了となった明治のカルミンです。


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賞味期限が20年前に切れてました。賞味期限の観念が当時の僕にはなかったんでしょうか。


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DCカードのたぬきと河童です。中井貴一はいませんでした。というか、これは今見ても普通にかわいいので、このまま綺麗に取っておこうと思います。こどもにあげたら速攻でボロボロにされそうなので。


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今はなきあさひ銀行ミッフィーのノベルティ。ばんそうこうでした。これもかわいい。


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これだけ毛色が違いますが、上野の蚤の市かなんかで怪しいおっちゃんから買った「ロボット刑事K」という特撮ドラマのメンコです。これもたぶん値段があがるとか思って買ったんでしょうね…。


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リザーブ友の会のメモ帳です。


サントリーリザーブ - Wikipedia

www.youtube.com


今見ると当時のイケてる人が総動員されてるような豪華なCMですね。なかなか敷居の高い友の会です。当時小学生の僕もなんだかわからないけどかっこいいと思って見てた記憶があります。


と…これで何とか全ての思い出との対決を終え、僕はぼろぼろになりながらも過去の自分との決別を行うことができました。


ほとんどのものは捨て、ほんの少しの荷物だけを詰め直して後日取りに来ることにしたところ母親から


「そうそう、あれは取っておくでしょ。あんたが友達と作ってた映画は」



!!!!!



「これ」



と行って差し出されたテープは


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「VIRUS-ウイルス-」


うわあああああああああああ!!!!!


「スピーディーな展開とショッキングな結末で賛否両論を巻き起こした心理サスペンス」を中学生がどうやって作っていたのか、興味深いですが、このテープはとりあえず実家が朽ち果てるまでクローゼットの奥深くにしまい込んでおくことにいたしました。

過去の自分と対決した話 前編

「そろそろ引き取ってくれない?」


と母親に嫌味っぽく言われまして、実家に残してある自分の過去の遺物を選別する作業にしぶしぶ出かけました。


実家を出て6年。子供が生まれてからはそれなりにちょこちょこ遊びに戻ってきていたものの、じっくりとクローゼットに残してきたものたちを見て捨てたり引き取ったりという作業をしてきたわけではないので、残してきたものはすべて6年前の姿のまま、時を止めているわけです。


あれと、これと、そういうやあんなものも残していたような気がする…と考えれば考えるほど作業が大変そうになることばかりが予想されて重い気持ちのまま実家へ。


家族を連れてやってきたので妻と子供達はおじいちゃんおばあちゃんたちと遊んでもらっている間、僕は一人孤独な戦いへ。


さあ、ここからは過去の自分との対決です。

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赤い実がはじけた話

こんにちは、hanadeakameganetです。


小学生くらいのときに、国語の教科書で読んだお話ってふと思い出すことがあると思うんですけれども


僕の場合はこちら。


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「赤い実はじけた」


というわけでございまして


光村図書の国語の教科書をお使いだったかつてのBOYS&GIRLSには非常に甘酸っぱい記憶として刻み込まれているのでは、と推測します。

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お葬式の思い出という話

こんにちは、hanadekameganetです。


たまたまだとは思うのですが、ここ最近お葬式の話題が身の回りで続きました。


職場の方だったり、仕事上の付き合いのある方だったり。


親族も一昨年から去年は続いたこともあり、


お葬式が一回あると、大抵「続くときは続くね」という言葉が誰かから一回は出るものです。


で、そういうとき思い出すのが父親のことです。

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僕らのヒストリーという話

こんにちは、hanadekameganetです。


CDを初めて買ったのは小学校3年生のときでした。


それまでの僕にとって音楽といえばコロちゃんパックであり


仮面ライダー」とか「◯◯レンジャー」とかのカセットテープを買ってもらって聞くものでした。

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バレンタインの思い出の話

こんにちは、hanadekameganetです。


世間的にバレンタインデーでして、


僕はと言いますと


まあ、ありがたいことに今はなんとか奥さんからもらえるわけなんですけど

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妻の青春時代と大掃除中に遭遇した話

こんにちは、hanadekameganetです。


大掃除を少しずつですが進めております。


今年は妻が例年になく積極的でして、なんとエアコンのフィルター掃除なんかもしています。


正直なところ家事の中では恐らく一番掃除がきらいなはずの妻ですので、この心境の変化には僕が一番驚いておりますが、そういえば先日1月の中旬頃、福岡に住んでいる彼女のお母さんが泊まりがけで我が家に遊びに来るという話を聞かされていたことを思い出しました。

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