kurorekishi
今も続いているようなものですが、昔から何かやりたいと思って
とりあえず何か始めてはほっぽり出すということを繰り返してます。
思い返しても謎なのは、小学校二年生のときに
「こわい写真を撮りたい!」
と思い立ち、母親に頼んで当時はまだ一般的だった使い捨てカメラを買ってもらって
地元の街の「こわそうなところスポット」を母親と二人で散策しながら写真を撮る、という行為です。
散策と写真。
ここだけ聞くとまるで老人のようですが、小学校二年生のときに私が熱心に行っていた活動です。
とはいえ小学校二年生の考えることですから
「なんかこの路地裏が暗くてこわい」
「なんかあの家は古くてこわい」
とかそんな思考で24枚撮りのカメラを残量気にしながらパシャパシャ撮ってた訳です。
一日そんなものにつきあわされる上にこのあと何が写ってるんだかわからない、そして何の使い道も将来的になさそうな写真の現像代まで出さなければならなかった当時の母親の心境を考えると、不意に胸が張り裂けそうにはなりますが、今自分が父親になってみると、子供が「やりたい!」と言ったことは確かに全力で協力するだろうなあとは思うので、私も息子が「こわい写真を撮りたい」と言い出したら、すかさず24枚撮りの使い捨てカメラを差し出せる親父でありたいと強く思うのです。