もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

nenmatsu

もうすぐ2014年が終わりますね。

 

「一体俺は何をしていたんだ」と真剣に四つん這いになって自問自答した末に声にならない声で咆哮したくなる気持ちをぐっとこらえて今この文章を書いております。

 

今日は一日家でこどもとぼんやりして過ごし、夕方に近所のヤオコーというスーパーに行って買い出しして帰る、という絵に描いたような年末の休日を過ごさせていただきました。本当にありがとうございます。

 

でも、こういう一日が大事だよね、という話を嫁にあえてすることで自分の中の拭いきれないもやもやを誤摩化しております。ナイス自分。

 

さて、先日息子がげろげろ吐くはぶりぶり漏らすはで、ノロ的なウイルスに感染したかも…というお話をしましたが、結果から言うとやっぱり「ウイルス性胃炎」でした。

覚悟はしていましたが、23日の祝日の朝、嫁が発症

嘔吐と下痢で完全にダウンしてしまいました。

 

しかもその日は嫁が気を利かせて予約してくれていたクリスマスケーキをケーキ屋さんに取りに行く日。

私が24日、25日は仕事で遅いことを知っていたので、前日の23日の祝日に家族でケーキを食べようと言う話をしていたのです。

死んだように横たわる嫁に声をかけ、子供二人がテレビに集中している頃合いを見て家を飛び出し、本来お昼に受け取る予定だったケーキを15時過ぎに受け取りに行きました。

混雑するケーキ店の中は若いカップルが多く、その時点で軽い殺意が胸の中に芽生えましたが、それどころではなかったので急いで受け取って帰宅。

 

正直なところ、嫁は体は丈夫な方なので、多少熱を出しても夕方から回復して夕飯を食べたりすることが多かったので、今回も大丈夫なのでは、と少し甘く見ていたのです。

しかし、その後も嫁が元気になる気配は一向にありません。

僕らにとっては今日が世間で言うクリスマス代わりのはずだったので「ケーキ受け取ったらスーパーに行ってクリスマスっぽいもの買って食べようか」くらいに話していたので、当然現時点では家にクリスマス的要素のある食べ物は一切ありません。

あるのは冷凍食品のうどんと、残り物のごはん、紅ショウガ、小ネギくらいものです。あとラーメン。

「このままではラーメンライスを食べて満足してしまう!」

と感じて夜の七時頃に一念発起してスーパーへ。

すっかりピークを過ぎ去ってひっそりとしてスーパーでとにかく僕の思う「クリスマスっぽいもの」という定義を満たす食品を買い漁り帰宅。

そして机に並べたのが、こちらです。

 

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〜我が家のクリスマスディナー メニュー〜

・「クリスマスチキンパック」と書かれたチキンの詰め合わせ。ポテト付き。確か500円くらい。

・やたらと薄いのに和紙みたいな食感のローストビーフ 500円くらい。

・ぺらぺらのレタスをめくると大根のツマみたいので大量に底上げしてかさ増ししてあるサーモンサラダ 300円くらい

・娘のうんちに激似のかぼちゃサラダ 150円くらい

・レンジでチンするエビグラタン 200円くらい

・コーンスープ(紙パックのがなくて粉末のやつ。でもクルトンは買って足した)200円くらい

 

どうですか。

写真で見るとあんまり伝わらないかもしれないですが、これを息子と二人でもそもそ食べてる時の悲壮感はかなりしんしんとした寒さに似たものがありました。

しかもケーキはショートケーキだったのに、イチゴが好きな息子が目を離したすきに全部イチゴだけほじくり出して食べたので、僕は「クリームとスポンジ」だけを食べることに。あまりの味のアクセントのなさに「あれ、これロールケーキ?」と思わざるをえませんでした。

 

もそもそ食べていると嫁がのそっとキッチンに顔を出したので

「もし食欲戻ってるようだったら…」

と言いかけるのと同時に

「今においで吐きそうになった」

と再びトイレに行ってしまう始末。

ドアを開けた瞬間に鼻孔をついたチキンの香りがいけなかったようです。

確かにね。ほとんど肉ばっかだもんね。

病人への配慮がなかったと反省しました。

 

そんな最悪の休日を経て、翌日は実家の母親に助けを求めながら仕事に行き、気が気じゃないまま仕事をしてろくに仕事が進まなかったり(これはいつものことですが)

ただ「今自分が発症したら全滅だ」という思いからか、はたまた神経質なまでに家でアルコールスプレーとか除菌水とかを手や机やケツに吹き付けまくったおかげか、今のところ僕は健康なまま過ごせています。

 

…と言いながら明日あたり急に下痢し始めたらどうしよう。

もう病院もやってないですもんね。僕の人生的に、そういうことが往々にしてあるので、まだ油断は出来ませんが、とりあえずは息子も嫁もだいぶよくなって一安心している年末年始の初日でした。