下を向いて歩こうという話
こんにちは、hanadekameganetです。
皆さん、お盆してますか?
僕の会社はお盆休みが無いので、この時期に休みを取るという感覚がなく例年過ごしているのですが、仕事の都合でかけた電話で取引先の人が
「お盆休みに入ってしまうので…」
と申し訳なさそうに言うのを聞くと
「ああ、この時期になったなあ…」
と思わず遠い目をして前方に置いてある佐川急便の卓上カレンダーなどを見つめては物思いに耽る時期なのであります。
どんなに普段バリバリやってる人でも強制的に休ませる、「OBON」という存在のデカさを改めて思いしらされます。
さて、世間では上を向いて歩こう、ということがよく言われておりますが
本日は、基本的に下を向いて歩いている僕からしてみますと、
下を向いて歩くといろいろ発見があって面白いよ、ということをお伝え出来ればと思います。
例えば本日も例によって会社周辺を歩いておりましたところ
こんなものを見つけました。
路上に打ち捨てられたパンの袋です。
目を凝らしますと「ツナサラダ」の文字。
これは駐輪場の前なんですが、
こういうのってどういうタイミングで食べてるんでしょうか。
ちなみにその横には
一緒にグリーンガムの包装紙なども打ち捨てられておりまして
待ち合わせしてる間にパンで腹ごしらえして、相手が来るまでに口臭が気になったからグリーンガムを噛んだ…
ということをhanadeka畑任三郎は推理いたしました。
続いてこちらです。
こちらは地下鉄の駅から外へと続く階段なのですが、その途中に何かが落ちています。
おにぎりです。
それにしても世間の皆さんは本当にお忙しい。
パンもおにぎりも、もはや室内で食べることすら許されない、のっぴきならない事情を抱えてお仕事をされているものと思われます。
このおにぎりを食された方は僕同様、お盆もなくこの街のどこかで忙しくされているのでしょうか。
パンはまだしも、おにぎりに関して言うとこの人はもしかして
電車の中から食べながら出てきてここでゴミを捨てながら出社していったんじゃないかとhana畑は推理してしまいました。
鶏めしというチョイスからして、どことなく渋めの男性を想起させます。
お盆の閑散としたオフィス街のどこかにいる彼を思うと、思わず伝言板に「XYZ」と書いてアスファルトをタイヤで斬りつけながら暗闇を走り抜けて行きたいところではありますが、ゴミはゴミ箱にお願いいたします。
そして、いつものように仕事を終えてボロ雑巾のようになった僕の目に、またしても飛び込んできたのがこちらです。
夜の駐輪場に静かに潜む、それは…
みのです。
ん?
振り込む前に
手渡す前に
これからも下を向いて歩いて行こうと、そう思っています。