もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

振り返れば奴がいる話

こんにちは、hanadekameganetです。


今日帰宅しましたら息子が救急車を片手に
「ピーポーピーポー」
とやってきまして
「お医者さんになってください」
と懇願して来ました。





なんだかフジテレビの昔のドラマの第一話みたいな感じでしたが、彼のストーリーテリングを壊さないためにも慌てて
「急患はどこだ」
などと息子には通じていないだろう言葉で、なりきる僕。
それに対して
「あっちです」
と普通に対応してくる息子。
あれ、通じてる?


「治してください」
と真摯な表情で渡してくるのはアンパンマンの椅子です。

え、椅子?
家具職人の話?

ドラマなら第一話がここで終わるなかなかに引きのある終わり方ですが、これは息子との日常であり、日々は続いていくので何とかしなくてはいけません。

「はい」
と息子が差し出して来たのが


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この聴診器と体温計です。


そうそう、まずはお熱を計らないとね。


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体温計には



DOCTORの文字が。



そう、僕は今医師なのだ。


そして聴診器には



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HAPPYの文字が。


さらには



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こんなハートマークまで。



この聴診器を身につけていると魔法少女にでも変身してしまいそうでしたが、そこはなんとかぐっと堪えて椅子を検診し、ふーむなどと唸ってみせたあとに
「風邪ですね」
などと息子に告知。
「お薬出しときますねー」
とゴム製のカブトムシを小さな紙袋に入れて渡すとニコニコになる息子。
「ありがとう」
と言ってタタタと走り去り妻に
「ママー、お薬もらったよー」
と報告しています。
もしかしたら、日本の医療制度の問題点を僕は浮き彫りにしてしまったのかもしれません。