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もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

全国のお父さんはサンタさんでもあるという話

こんにちは、hanadekameganetです。


もうすぐクリスマスですね。


最近僕が悩んでいるのは果たして「どのタイミングからサンタの存在によるプレゼントをスタートするのか?」という部分です。


会社の先輩方に聞いてみると大体そのスタートは3歳くらいの様子。


息子は今年3歳です。


確かに、去年までは特に「クリスマス」というものを説明したり、プレゼントをあげるのにイベント感を出したり、ということをしていませんでした。




なんとなく一緒におもちゃ屋さんに行って、欲しがっていたおもちゃを買ってあげる、という程度だったんですね。


正直な話、がっつりやったところで、まああまりわかっていないだろうと思っていた部分もあります。


このまま気がついていないのをいいことに「あれは全部幻なんだよ」と言い聞かせて成人させる、という手もあったのですが


「こどもちゃれんじ」によるサンタ英才教育により、息子も「どうもクリスマスというものはサンタさんという人が僕にプレゼントをくれる、という日らしい」という認識を持つようになってしまいました(娘はまだ何がなんだかわかっていませんが、お兄ちゃんを見てなんとなく色々掴んでいる様子)


そうとなれば、今年のクリスマスからはいっちょ気合い入れてやるか!と思い直し、実際にみんなどうやってサンタをやってるのか先輩方に聞いてみると、結構みなさんちゃんとやってるんですよね。


多かったのは「クリスマスの1ヶ月くらい前までに手紙で欲しいものを書かせる」というもの。


「サンタさんにパパが渡してあげるから欲しいもの書きなさい」と言って書かせ、それを見て買いに行くみたいです。


そうすれば間違いがないし、あとで「思ってたのと違う!」とならない、とのこと。合理的〜。


ちなみに先輩の一人はお子さんの欲しがっていたものが海外から輸入しないといけないものだったらしく、その時点でクリスマスには間に合わないことが判明。


結果的に「君の欲しがっているものは手に入れるのに時間がかかるから、もうちょっと待っていてほしい」という内容を知り合いに頼んで英語に翻訳してもらい、それを筆記体で書いた手紙を枕元に置いておいたとのこと。


翌朝お子さんが「こんなのがあったー」と持ってきたら「どれどれ」と言って「これは英語だが、こういうことが書いてある。なぜならサンタは外人さんだからだ。お父さんは英語が読めるからわかるのだ」みたいなことを言って「パパすごい!」と言わせたというエピソードでした。もうなんか、色々やりすぎなのでは


もちろん息子も娘もまだ字は書けませんからこの方式は使えませんが、先に聞いておくのは大事だな、と。


で、ですね。


この話を聞いて僕の閉じ込められていた記憶の扉が開いてしまった訳なんですが、


それはさかのぼること21年前のクリスマスの日のことです。


僕が小学3年生、三つ上の姉は小学6年生。


僕らはそれぞれ二段ベッドの横っちょに白い靴下をセロテープで貼付け、その中に欲しいプレゼントを書いた紙を丸めて入れて眠りにつきました。


そのとき欲しいと願ったのは、当時人気絶頂であったテレビゲーム機です。


姉はスーパーファミコンを、僕は当時でもだいぶ古いものになりつつあったゲームボーイを。


僕らは親の方針だったのか、テレビゲームを絶対に買ってもらえない家庭でした。


友達の家に行っても友達がプレイしている画面をただ見ているだけ。見かねた友達がコントローラーを貸してくれるも、やりかたも内容ももちろんわかりませんので当然弱い。


「よわっ」とか言われて気まずい思いをするしかなかったのです。


そんな小学生のきょうだいの切ない願い。それが「スーパーファミコンゲームボーイをください!」だったわけです。


そして、翌朝。


目が覚めると、僕の枕元には大きな箱がありました。きれいにラッピングされたそれは間違いなく…



ゲームボーイってこんなにデカかった?


不安な気持ちのまま、僕は包装紙を剝き始めました。


中から現れたもの。それは…


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大迷路でした。


えっ


えっえっ


大迷路?


思わずそのまま僕自身が無限のラビリンスに迷い込んでしまいそうな気持ちのままエポック社のロゴマークを見つめておりますと


同じタイミングで起きた姉の嗚咽する声が聞こえてきました。


何が起きたんだ…


そう思って様子を見に行きますと


そこには


なぜかチェックのネルシャツとジーンズを持った姉の姿が。


ん?


なぜクリスマスの朝にそんなグランジファッションを?

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ニルヴァーナのファンになったのかな?ともちろん当時の僕がそんなことを思った訳ではありませんが、姉は何故か服を持って泣いていたのです。


傍らには破り捨てられた包装紙。


つまり、その服はプレゼントだったのです。


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※多分こんな感じの組み合わせだったはず。


僕の手元には大迷路。泣きじゃくる姉の手にはチェックのネルシャツとジーンズ。今日はクリスマス・デイ。


ほとんどパニックという感じでしたが、このあとの記憶があまりありません。衝撃的すぎて子供には耐えられなかったんでしょうか・・・。


後年色々考えるようになりまして。


まあ両親としては子供たちが欲しいものはわかっていた上で、それでも方針としてテレビゲームは買わない!と決めていた為に別のものにしたのでしょう。


僕はそれでもまだ小学3年生だったので、ゲームとして遊べそうな大迷路を(僕はそれまで大迷路を欲しいと一言も言った記憶はないのですが…)


6年生の姉には、そろそろ服にも興味を持ってほしい、みたいな思いから服をプレゼントしたのではないかな、と推測しました(でも、だとすればもう少し女の子っぽい服にしてあげた方がよかったのでは…と今にしてみると思いますが)


ちなみに、この時のことは未だに両親には聞けていません。


ただ、いざ自分が親になってみると


あの時、姉に泣き叫ばれたときの両親の心中たるや想像すると辛いものがあります。


一生懸命考えてプレゼントしたのに「これじゃなーい!」と泣かれた日には…


ちなみに僕は、その大迷路。


めちゃくちゃ遊びました。


結果的にはすごいよかったっていうね。


というわけで、今から息子にはいつか大迷路をプレゼントし、この伝統を受け継いで行ってほしいなと思うのです。


全国のサンタを兼任するお父さん、お母さん、子供にトラウマを植え付けないようがんばりましょう…!