電動自転車を買って妻の行動範囲が広がりそうな話
こんにちは、hanadekameganetです。
先日、散々迷った挙げ句、ついに買ってしまいました。
それは…
電動自転車です!
いや、迷いました。何しろ高いですからね。
ただ、来春から幼稚園に通う息子の送り迎えなど、妻と子供たちの行動範囲が変わることを考えると、自動車免許を持ってない妻にはかなり体力的にも負担が大きいだろうと思い、買うことにしました。
平日については家のことを全てお願いしてしまっているのが現状ですので、少しでもこれで妻の行動範囲が広がって、子供たちとも楽しく過ごせるようになれば、結果的には自分にとってもいいことがあるかも、とも思いました(少し遠いスーパーまでも自分で買い物に行けるようになれば、土日の買い出しにクルマを出す必要もなくなるかも…という読みも少しはありましたが)
この提案に妻自身も喜んではくれたのですが、何か言いたそうにして口をもごもごしていたので「何か気になるの?」と聞いてみると
「自転車、乗れるかわからない」
と言いだすのでこれにはクリビツテンギョウです。
小学校の頃から知ってますけど、あなた自転車乗ってたでしょ!
「もう何年も乗ってないから、乗れなくなったかも。それに子供二人乗っけなきゃいけないから…」
確かに、それはあります。
子供二人を自転車に乗せる、ということは前と後ろにそれぞれ一人ずつ乗っけて、その状態で自分が運転することになる訳です。
今まで何気なく街で見かけていた風景ですが、よくよく考えてみると、あれ、すごいことですよね。物理的に重いし、その上怖い。自分の感覚、判断、責任で3人の命を守りながらチャリンコを漕ぐなんて…想像するだけで緊張が走ります。
どっちかというと「楽になるんだからさー」みたいな感じで妻に言っていた僕は「そんなこと言って、じゃあ自分ならどうなんだ?」と自問し、早速「よし、練習しよう!」と妻に言いました。
そして、今日。
こちらが我が家の愛車となる電動自転車です。
ヤマハから出ているPASのbabbyというモデルだそうです。
自転車屋さんに色々相談したところ、電動自転車はヤマハかパナソニックをオススメされまして、どちらもよいところはそれぞれあるけど、それほど遠出しないならヤマハの方が充電池の使用可能回数が多いので便利ですよ、という話をされて購入することにしました。
その中でも前と後ろに子供用のシートを付けて、さらにかごまで付けられるのはこのモデルだけだったのです。
何か「全部のせ」という感じでかなりごてっとした見た目にはなってしまいましたが、買い物帰りのスーパーの袋や子供の持ち物などをどうやって載せるか、ということを考えると、やはりかごは譲れませんでした。
今までお出かけと言えばクルマか徒歩か電車しか知らなかった子供たちにとっては、自転車という未知の乗り物に乗るのは初体験。興奮からかやけにテンションも高いです。しかもヘルメットまで被るなんていうことも初めてなので、もう騒いでしまって練習開始前からヤバいニオイがぷんぷんします。走り出した途端に大声で喚きだすのではないだろうか…。
(ヘルメットが異常にデカく感じる)
(絶叫マシン系は一切受け付けない息子だが、ヘルメットには意外にも平気そうな表情)
実際には子供たちはヘルメットさえ被ってしまえば、意外と適応してくれたようで「どうやらこの乗り物に自分たちは前と後ろに分かれて乗せられるらしい」と認識しておとなしくなりました。人間ってすごいですね。
さて、練習は乗るところだけではありません。
妻と話していた第一関門は「子供を自転車に乗せる」という所です。
それほど大きくない自転車のシートにそこそこ大きくなってきた子供二人を一人で乗せるのは骨が折れます。手伝うつもりでしたが、実際の平日に近い環境でやりたいとの妻の申し出により、妻一人でやってもらうことに。
順番的にはまだ一人で多少待てる長男を待たせておきつつ、長女を前のシートに乗せます。
自動車のチャイルドシートに乗せ慣れていることもあり、シートベルトの付け方等はそれほど苦労しないようです。
乗せるとこんな感じでした。乗るとやけにおとなしい。
次に長男です。彼は待っている間
「ちょっと待っててねー。今いちご作ってるからねー」と何故かかき氷作りに精を出していました。
だいぶ重くなってきた息子を抱えて乗せるのも一苦労です。なんとかシートに乗せ
セット完了!この時点で妻も一仕事終えたみたいな表情になっていました。あれ、少しでも楽になればと思って電動自転車買ったのに、逆に疲れてる…?(ちなみに電動自転車は重いので、駐輪場からマンションの前まで持って来る、という作業も地味に効いてきます)
しかし、本来の練習はここからです。
前後に子供を乗せた状態できちんと運転できるかどうか。
それこそ妻は高校卒業以来自転車に乗っていない、と語るペーパー自転車ドライバーですからこれは漕ぎ出すと同時に大惨事になる可能性もある訳です。
「それじゃとりあえずいつもの公園まで行くことにしよう。俺いっしょに走りながらサポートするから」
と頼れる夫風のことを言ってスタンバイOKです。
充電はフル、準備万端です。
妻「じゃあ、行くね。うわー、こわいー」
僕「大丈夫だよー」
(ぐっ…)
妻「あれっ?」
僕「??」
妻「軽い!」
妻「軽…」
僕「…(早い)」
あわててあとを追って走り始めるも
「ちょっと待って…」
「ちょっと…こっちは走って…」
「走って…疲れ…」
5分後
疲れすぎて少し老けてしまいました。
公園にはとっくに到着した妻と子供たちが楽しそうに遊ぶ姿が。
ぜえぜえ言いながら妻に聞いてみると
「最初は不安だったけど、漕ぎ始めたらアシストが強い方すごい軽いし、バランスも全然ぐらつかなかったよ。なんか、大丈夫かも」
とのこと。
僕はこのポジティブなコメントに「そう…」としか言えないほど息が上がってしまっておりました。
何にせよ、練習はいい成果が出ましたし、我が家に電動自転車が来たことによって平日の妻と子供たちの行動範囲も広がりそうですので、結果的にはよかったと思います。
僕の運動不足もはっきりしたことですし…
来年の目標が決まりました。
2016年の抱負「運動をしよう」