もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

息子にはじめて励まされた日という話

こんにちは、hanadekameganetです。


新年が明けてから、仕事の方はしょっぱなからフルスロットルでエンジンかかりっぱなしという感じでして


「ちょ、まだ新年wwww」


とか思ってたんですが、仕事というヤツはなかなかに冗談の通じないタイプでして、真顔で動じないものですから、すごすごと、粛々と日々仕事をしております。


そんな日々の中、本日家に帰って冷蔵庫を開けてみますと


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妻からのものと思われるメッセージ付きでお菓子が入っていました。


ここ数日疲れた様子の僕を見て気を使ってくれたようです。


夕飯後にゆっくり頂くか…と思っていると、ちょうど僕の帰宅時に妻と一緒にお風呂に入っていた子供たちが出てくるなり


「パパー!今日パパにおみやげ買ったからねー!」


と長男を筆頭に裸ん坊のまままとわりついてきました。


長女も「おいし、おいし」と僕の持っているチョコレートの箱を指差しています。


「ありがとね、ごはんのあと食べさせてもらうね」


と冷蔵庫にしまい、夕飯を食べ始めます。


ところが子供たちはパジャマに着替えても僕の周りを離れようとせず、


「今日はねー、新しいスーパーに自転車に乗って行ったんだ」


などと息子は一生懸命今日の出来事を僕に話してくれます。


言葉がだいぶ達者になってきた彼はついに最近「なんで?」の概念を覚え始めました。


これから世に言う「なんで地獄」を味わうのかと思うと今から気が重いですが…。


ちなみに、最近彼が使った「なんで」は僕が会社から帰ってきたときに笑顔で「パパなんでここにいるの?」でした。悲しい…なんでって。家にいちゃいけないのかい?と思わず聞いてしまいたくなりました。


夕飯を済ませてからも子供たちはなかなか食卓の周りから離れません。


寝てから食べようと思っていたのに…


息子は既にわかっているからか「おみやげ食べていいよー」と言っています。こいつ、自分が食べたいんだな。


仕方なく「一個ずつだよー」と言って冷蔵庫のなかのチョコレートを二人に渡してやり、僕も食べます。


食べているところに妻が来て「あ、また歯磨かなきゃいけないじゃん!」と怒り、僕は子供たちに「ごめん」と小さい声で言いました。


ちなみに一個ずつと言っていたのに息子は僕が目を離した隙に勝手にもう一個盗んで2個食べていました。


そんなチョコ泥棒の息子なんですが


寝室に行く間際、突然「パパ、元気出してね」と言ってきました。


子供たちの前では、疲れている素振りは極力見せないようにしているつもりだったのですが、3歳でも親の変化には気がついているのだ、とはっとしました。


「大丈夫だよ。ありがとう」


そういうと息子は「よかった」と大人びた様子でうんうん、と頷いて寝室にすたすた歩いて行ってしまいました。


よくいう言葉だとは思いますが、子供というのは大人が思っている以上に早く、そして強く育ってくれているものなのかもしれません。


疲れていても、妻や、子供たちがこんな風に僕のことを心配してくれたり、気にしたりしてくれるのは、幸せなことです。


当たり前になると、気がつかなくなったり、嬉しく感じられなくなってしまうことかも知れませんが、今日は僕にとって「初めて息子に励まされた日」として記憶に残るだろうな、と小さな後ろ姿を見て、嬉しくなったのでした。


おしまい