もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

おじさんの独り言という話。

こんにちは、hanadekameganetです。


突然なんですが、おじさんって独り言多くないですか。


多いんですね。これはもう僕調べなんですがまごう事なき事実でして


ご存知ない方はぜひともこの機会に知っていただきたいと思います。


「おじさんは、独り言が多い」


念のため復唱しますね。


「おじさんは、独り言が多い」



昔から僕はおじさんに好かれているのかなんなのか、やたらと知らないおじさんの独り言を聞かされる機会が多いんですけども


察するに、おじさんって寂しいんですね。


で、つい誰かに話を聞いてもらいたい、思いを共有したい、そういった気持ちが言葉になって口から漏れてしまう、と。


若い頃は「なんで誰もいないのに喋ってんの!?こわいこわい!」とか思ってたんですけど


ほんと最近おじさん側の気持ちがわかってきちゃってるわけです。


外にいて一人でも「あー、やっぱりな」とか「なるほどねえ」とか「まいったなあ」言ってるときがあるんですよ。


それに気がついたときの恐怖たるや。

哀愁の洗車おじさん


ここ最近の一番HOTな独り言おじさんは、洗車場でで出会ったおじさんです。


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洗い場でバケツを洗っていると、何やらぶつぶつ言っているおじさんが一人。


ここで僕のおじさんセンサーはビンビンに反応します。


ちらりと伺うと、どうもおじさんは車内マットを掃除できる謎の機械みたいなのにマットをつっこんだものの


その機械自体が動作不良なのかなんなのか、中に入ったマットが出てこなくなってしまった様子。


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※こういうやつです


「あれ」「おかしいな」「なんだ」「おいおい」


などと言いながら引っ張ったりぐるぐる回ったりと忙しそうです。


これはそろそろ来るな…と思っていた矢先におじさんが急にくるりとこちらを振り返ったかと思うと


「これ、出てこないですね」


と話しかけてきました。


おじさんの瞳はどこまでもピュア。


出てこないですね、と言われたら


「そうですね」


としか言いようがありません。いいともを彷彿とさせるコールアンドレスポンス。


おじさんは「すいません」と言ってまたマットを引っ張り始めました。


これ以上そこにいても僕がどうすることもできないので、なんとなく会釈してそのままそそくさと立ち去ったわけです。


そのとき思いました。


やっぱり恥ずかしい時とかに独り言言ってしまうあの心理。


おじさんは特にその傾向が強いということを。


あのおじさんもきっと「マットが出てこなくなっちゃったことが恥ずかしい」と思って近くの僕に思わず話しかけてしまったのだと思うのです。


確かに僕もエレベーターが来て上だと思ったら下行きだったときとかに乗りかけて気がついたら


「あ、なんだ下かあ、間違えちゃった」


とかぶつぶつ言ってます。


もちろん誰も気にしてないと思うんですけど、言わないと自分で折り合いがつかないというか、引っ込みつかないというか。言わずにいられないんです。


ですので、おじさんの独り言は恥ずかしいときと寂しいときなので、


おじさんがぶつぶつ言っていても、みなさんどうか温かい目で見てください、というおじさんからのお願いです。