本を積んで満足している話
こんにちは、hanadekameganetです。
僕は無趣味無特技を自負しておりまして
就職活動のときも
「趣味」という項目を忌み嫌っていた方の人間ですが
最終的には血迷って
「趣味;いろんなお店のアイスコーヒーを飲むこと」
とか書いて面接官に結構興味を持たれてしまう、という本末転倒な行為を繰り返しておりました。
ちなみにいろんなお店と書きましたが主にいろんな駅前のドトールでアイスコーヒーを飲むことであり
飲んだところで特に味の飲み比べも何もないのですが
「はい、ワタクシは各地のアイスコーヒーを飲むことを趣味としておりまして…」
などと話していたのですから就職活動というのは時に人の人格まで変えてしまうのです。
怖いですね、ホラーですね。
何の話かと言いますと、僕の趣味の話でして
唯一趣味らしい趣味と言えるのが読書です。
読書って、もはや趣味ですとか言えない存在になってますよね。
「趣味;読書」って
「いや、本はみんな読んでるでしょ!」ってなりますよね。
読書ってなんかこう、人間活動の一部に入ってる的な。
「食事、睡眠、運動、読書」みたいな。
だから趣味って言いにくいところがあったんですが
31年間生きてきて、結局好きでずっと続けてるのって読書だけなんです。
とにかく本屋さんが好きで
隙あらば本屋さんに行き、棚をつらつらと眺めて
気になってタイトルがあれば手にとってめくり
そんなことを繰り返してどうしても期になるのものは買う。
通勤時は電車に座れるので読書タイムにしています。
本当普通なんですが、これが一番自分に合っている、身の丈にあった趣味だなあと思うのです。
ところがここ最近
「読む」ことが「買う」ことに追いつかなくなってきていまして
「面白そう!」「読みたい!」となって買っては積み、買っては積み、を繰り返していたら
どんどん積み重なっていき
そうなると読みたかった本なのに
「読まなきゃな…」
という義務感にすり替わっていくという悪循環。
あんなに好きだった読書が、なんで重荷になっているんだ!
僕の中の読書好きな部分がどんどん「悪」になっていっているような気がします。
とりあえず、一冊ずつ読んでいきます。
そういえば小学生のとき
こどもに本を読ませるためにか
「読書マラソン」みたいな企画をやっていて
一冊読むごとに目盛りを塗ってよくて
元から本を読むのが好きな僕は
苦もなく快走してあっというまに42.195キロ達成できましたが(確か1キロ1冊計算だったはず)
クラスメイトが苦し紛れに学研の「工作」とか「動物図鑑」とか借りてきて目盛りを塗っているのを見て不思議だったことを思い出しました。
今では「たくさん読んだね!」なんて褒めてくれる人もいないけど
自分のために「読書マラソン」でもやってみようかしらと思う次第です。
実際のマラソンは10キロも怪しいところですが
読書マラソンなら100キロだって余裕です。