鬼のパンツはつよいぞという話
こんにちは、hanadekameganetです。
娘なんですけれども
最近言葉の小爆発が起きているようでして
8割方は宇宙語なんですけども
その中にぽろぽろと意味のわかる単語が出てくるようになりました。
まず、要求を言うようになりました。
「◯◯したい」「◯◯見たい」「◯◯行きたい」
感情も言うようになりました。
「こわい」「たのしい」「おもしろい」
面白かったのは動物園に行ってふれあい広場みたいなところでうさぎに餌をあげてたんですが
壊れたロボットのように全てのうさぎたちに
「ハイドウゾ、オイシイヨ」
と同じ言葉を繰り返して餌をあげてたことです。
ロボットというか、九官鳥というか、全く同じトーンで繰り返していてしかも無表情だったので
まるでからくり人形のようでした。
そして、最近の特徴は主語が入るようになったことです。
「ママ、どこー」「パパ、遅いねー」など。
さらに、最近は「自分」という概念に気づいたようで
主語に自分のことを付けて言うようになったんですが
なぜか、一人称が「僕」なんです。
「僕、しんちゃん見たいよー」
とか言います。
これについては身近にいるのがお兄ちゃんだからしょうがないかな…とか思ったんですが、
よくよく考えたら息子は自分のことをいまだに「まーくん」と言ってまして、ほとんど「僕」なんて使ったことないんですね。
じゃあ、よく見てるクレヨンしんちゃんの影響かというと
しんちゃんの一人称はご存知の通り「オラ」ですので
これも違う、と。
じゃあ影響はどこなのか?というミステリーなわけです。
そういう僕も、ブログでこそ一人称は「僕」ですが、家での一人称は今やすっかり「パパ」なわけでして
妻は自分のことを「私」と言ってますし
どういう経緯で娘が「僕っ娘」になってしまったのか、これは非常に不思議です。
このまま大きくなっていくと、自分のことを「僕」と呼ぶ、思春期あたりにはなかなかイカしたガールになってしまうのではないか、という危惧もあるのですが
今はとりあえず「僕」と呼ばせています。
そんな娘のここ最近にお気に入りは
こちらの「鬼のパンツ」でございまして
僕は妻に教えてもらうまで本当に全然知らなかったんですけど
このメロディっていつから「鬼のパンツ」という歌に使用されていたんでしょうか??
「フニクリフニクラ」じゃなかったんですか??という感じです。
歌詞を読んでもさっぱりでして
「鬼のパンツはいいパンツ つよいぞ つよいぞ」
「虎の毛皮でできている つよいぞ つよいぞ」
「5年はいてもやぶれない 10年はいても破れない」
「はこうはこう 鬼のパンツ」
もはや
鬼のパンツとはなんぞや?
という問いは一切受け付けない、鬼のパンツ賛歌なわけですね。
なぜこのメロディにこの歌詞を?という疑問はぬぐいきれず
ついつい検索してしまいましたところ、やはり気になっていたのはみなさんも同じだったのか
こんなページがありました。
なんか…こわくないですか?
僕、この件検索しててどんどんぞわぞわしてきてしまいました。
結局のところ、なぜ「フニクリフニクラ」が「鬼のパンツ」なんていう全然関係ない歌詞になったのかは誰もわからないまま。
さらに「作詞者不詳」というこわさに加え、「どうも実際には田中星児らしい…」みたいなのも輪をかけてこわい。
「なんか、真相に全くたどりつかないけどいろんな情報だけでてくる感じ、何かに似てる…」
と思ったら、以前読んだ伊坂幸太郎の「モダンタイムス」という小説のことを思い出しました。
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娘はもちろんモダンタイムスなど知る由もなく
「おにのぱんちゅみたいよ!おにのぱんちゅみたいよおおおお!!!」
と泣きながら見せてくれと懇願するほどこの鬼のパンツに入れ込んでいる状態なわけです。
しょうがないのでおにのぱんちゅを見せてますが
見ながら歌に合わせて「おにのぱんちゅー」とうたう娘はかわいいので
別になんだかわかんないけどまあいいや、と今日も問題は先送りにする僕です。