息子の入園式の話
先日、ついに息子の入園式がありました。
なんかこう、本当にこの日が来てしまったというか、不思議な感覚です。
子供が生まれた時も最初こうだったような気がします。
すでに現実となっているのですが、自分が「子供の親として第三者と接する場」に参加していく、ということが
普段の自分の生活と直結していかないような、今はそんな段階です。
子供二人もいて、今更何言ってんだと自分でも思うのですが
今まで集団生活にこどもが参加していなかった状況だと、家族だけで暮らしているような気分になることもあり
もちろん自分たち以外の環境に家族で行くことだってたくさんあったんですけど
子供が一人で参加する環境があって、子供を介してそこと繋がるというのが初めての経験なので
その辺りが「いつでも家族全員で接する」場であった今までと、ちょっと違うわけです。
入園式の場ではいろんな家族、親御さんもいらっしゃって、もちろん子供たちもそれぞれ違うなあと、ほんの数時間参加しているだけでも感じました。
息子は借りてきた猫、という感じで表情が硬いまま、とりあえず静かにはしていました。
泣いたり、逆に走り回ったり、どんな感じになるかなと思っていたら、意外と静かだったので、なんだか拍子抜けしました。
式が終わって近づいていくと
「パパちゃん、まーくん上手にできたよ」
と言っていて、ちょっと泣きそうになってしまいました。
クラス分け表を見ると、幼馴染の仲の良い子と同じクラスになっていたことがわかり、その子のお母さんと妻は喜んでいました。
説明会の時に分けられた仮のクラスで別れてしまっていたので、もう別々だと思っていたのですが、無事一緒になれたようです。
おおげさですが、息子が最初に触れる社会でもあると思いますので
大変なこともこれから知っていくんだろうなと考えると
胸がざわざわとして落ち着かなくなることもあります。
息子以上に、僕が心配になっているような気もします。
自分の両親含め、世の中の先輩パパ、ママの皆さんがこれを乗り越えてきたのだと思うと
周りの人たち全員素直にすごいな、どうやって乗り越えてきたんだろうとか思ってしまいます。
たいして運動したわけでもないのに、早めに寝てしまった息子を見て、きっと緊張してたんだなあ、頑張ったなあと心の中で褒めてあげました。
楽しいことも、たくさんあるよと
マイナス思考の父親ながら、ポジティブな念を送っておきました。