ゴッドハンドに会ってきた話
とにかく背中が痛い。
というかそろそろ腰まで痛くなってきて
これついにぎっくり来る?ぎっくる?
という感じで痛みに悶々とした夜を過ごし、本日めざめるやいなや決めました。
「よし、病院行こう」
会社に行ってもとにかく横から声をかけられてもまっすぐ前を向いたまま会話をする有様なので周囲もさすがに不審に思い始めたのか
「背中痛いの?」
と気づく人も。
仕方なく数日前から背中が痛いこと、今までにも同じようなことはあったが今回は期間も長く、痛みも強いことを話すと、同僚のうちの一人が
「hanadekaさん、自分も前背中やっちゃったことあって。そのときいった接骨院、めちゃくちゃ凄腕のおっちゃんがいたんですよ」
というではありませんか。
「そこ行ったらマジですぐによくなっちゃって。ハンパないんです」
という彼の言葉を信じ、上司に「このままでは業務に支障が…」と泣きついてお昼頃に会社をちょっとだけ抜けさせてもらい、行ってみることに。
会社からは電車で一駅。少し歩いた住宅街の中に、その整骨院はありました。
見た目は何とも普通の町の整骨院です。ここに本当にゴッドハンドが…。
柔和な受付の方に言われるがまま必要事項を記入して待っているとほどなく
「はいどうぞー!」
と明るい声が。
カーテンを開けるとそこには屈強な体の上にいかにも人の良さそうな笑顔をちょこんと乗っけたおじさんがいるではありませんか。
僕はその顔を見て思いました。
「あ、この人は信じていい人だ」と…。
何しろ伊達に32歳にして多くの病院に行っているわけではありません。
hanadekameganet.hatenablog.com
※僕の病院遍歴はこちらに。
多くの医者、整体師などを見てきた僕には直感的にわかります。この人は…いい人だ!
「下向いて」
「…ここまでしか」
「横向いて」
「いてて」
「反対向いて」
「こ、ここまでです」
「うーん、両方ともだね。ちょっとごめんね。(腰のあたりに手をやって)あー腰もパンパンだ、かわいそうに… わかりました!じゃ、こっちに寝てくださーい」
早い!ここまで入って1分足らずです。
もっと問診されたりするのかと思ってました。
電気を通された後、施術開始。
体を曲げたり足をひねったりしながら痛い箇所を聞いて、微調整しながらあちこち押す、という工程を繰り返していきます。
先生が施術するごとに少しずつふり向ける角度が広がっていく、という不思議な体験。
体をチューニングするように作業を繰り返していきます。
驚いたのは足の親指でして、なぜか先生、僕の足の親指を自分の手で押さえ込み
「親指あげてみてー」
などと言い出すではありませんか。
やってみると
「左の方、力入ってないのわかります?」
言われてみると、左の足に力が入らない。
「はい…」
そう言われて思い至りました。
ここ数日間、何もないところでやたらと足が引っかかったり、つまづきそうになったりしていたのです。左足だけ。
「やっぱり左の腰が痛いよねー」
と言いながら左のおしりのあたりを「ふんふんっ」と言いながらぐいぐい押すと、なんと左足に力が入るようになるではありませんか。
それどころか、先ほどまで冷たく感じていた左足のつま先に血が流れていくのがはっきりとわかるのです。
「あ、血が降りてってる!」と思いました。
そのあともこうした微調整を繰り返していき、最終的に痛いながらも上半身が左右に動かせるようになった頃
「じゃあ、今日はあとこれでテーピングと湿布して終わりです」
と上気した笑顔で言ってくれました。
僕としては言われるがままにしていただけでいつのまにかだいぶ動きが改善されていたので驚きながらの数分間でした。
「お風呂であっためたりしてました?」
と聞かれたので
「はい、少し長めに入ったりして…」
「あー、あっためない方がいいんです」
出たー!医療従事者からの「◯◯はしすぎない方がいい」情報ー!だって知らないんだもんー!
hanadekameganet.hatenablog.com
※ちなみにこちらが「おしりは洗いすぎないほうがいい」というありがたい情報を頂いたときの記事。
「ちょっとね、炎症今起こしてますので、あっためると余計に痛くなるんです。今日はお風呂シャワーにしてください。それでね、コンビニで氷とか売ってるでしょ。あれを痛いところに当てておいてください、そうすると今日だいぶ違いますから」
とのことでして…
さきほどから冷やしながらこの文章を書いています。
まだまだ痛いですけどね…
ついでにこんなものも買ってしまった。