もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

息子が顔面から着地してしまった話

息子が顔から派手に着地しまして夜間受け付けてくれる病院に行ってきました。


今日は「食いたい!寿司が食いたい!」と思っていたところ


妻から「あのさあ、今日回転寿司いかない?」との提案があり


「以心伝心だね!夫婦だね!」


などと盛り上がりながら近所の回転寿司に行ったのですが、引くほどのこみっぷり。


よく見ると若い家族とどちらかの両親という組み合わせで8割型占められており


人組の人数が多いので余計に混んでいたようです。


悶々としつつも「いや、今日は寿司を食うんだ…おれは寿司を食うんだ…」というモチベーションのみで理性を保ち


30分ほど待ったところでようやくぼくらの順番が呼ばれました。


店内を走り回ったり騒いだりしてしまう年頃の子供たちを連れているぼくらとしては、周りの人に迷惑をかけないよう


こどもを膝の上に乗せてなだめたりしかしたりしながら過ごして長い長い30分。


ようやく食べられる…と膝の上の息子を降ろした瞬間


僕のおろすタイミングと息子が駈け出すタイミングがあわさって勢いがついてしまったのか


息子が思いっきり派手に顔から着地をしてしまいました。



ただ、以前にも同じようなことがあったので、その瞬間は特に大きな事故とも思わずに


「ちょっとー何やってんのー」


みたいな感じで息子を起こしあげたのですが


なんと下唇に歯ががっつり刺さってしまったのか、皮が裂けて傷ついた部分からぶわーっと出血がみるみる広がっていきます。


「だ、大丈夫!?」


と動転してたずねると、息子の顔がゆっくりゆがんでいき、「いたいよー」と泣き始めてしまいました。


あわてて先を歩いていた妻に説明、とりあえず席に通されたものの血は止まらないし泣き止まないしなので、電話で緊急時の相談ダイヤルに聞いて


最寄りの土曜日の夜間でも空いている口腔外科のある病院を紹介してもらいました。


待つこと30分。目の前を流れていくお寿司を一つも食べることなく店員さんに「あの、息子が怪我をしてしまってこれから病院に行くので、もう大丈夫です…」と何もオーダーが入っていない伝票を戻しました。ああ、何しに来たんだ…。


とはいえ息子の唇はぱんぱんに腫れ上がっており、出血は止まったものの血で汚れてしまっています。上唇の内側がぱっくりと切れてしまっており、そこがとても痛む様子。最悪は縫うことになるかもしれないな…と思いながら車で病院へ。


幸いお寿司屋さんから車で15分程度のところだったので、なんとか時間内に診察を受けることになりました。


診察の結果、縫うまでにはいたらなかったのですが、消毒と抗生物質を処方されました。


「この後の方が腫れて痛むとおもいます」とのこと。ごはんも小さくして本人が食べられそうならあげてもいいそうなので、一安心しました。


唇がぱんぱんの息子を見るとかわいそうで、ごはん食べられるかなあなんて思ってましたが


家に帰ったら8時過ぎで、お腹も空いていたのか家にあったありあわせのもので作った夕食でもばくばくと食べてしまい


「治った」などと自分で言い出す始末。痛みが落ち着いてきたのか口数も増えてようやく笑顔が戻ってきました。


まさか散々待ってようやくお寿司が食べられる…と思ったらそのまま病院に行く羽目になるとはおもいませんでした。


今は無事眠ってくれましたが、明日以降息子の唇がどうなることか…