ムーミン
それにつけてもデアゴスティーニである。
みなさんご存知デアゴスティーニが新しい雑誌を創刊している。
その名も「週刊ムーミンハウスをつくる」
これがまた、気になるのである。
私は熱烈なムーミンファンというわけではない。
だが、妻とともに錦糸町のムーミンショップPEIKKOに行った際、胸が躍ったのは事実だ。
そのままの勢いで、使うあてもなくコースターやかわいい缶入りのチョコクランチを買ってしまった。
チョコクランチは確か1000円くらいしていて、これはディズニーランドと同じ感覚だ、と思った記憶がある。
そして、その店にあったムーミンワールドへ行くフィンランドツアーのチラシに心惹かれたことも確かである。
お値段お一人様約50万円と、価格は全くかわいくなかったが、気になったのは事実である。
つまり、ムーミンに惹かれる素養はあったわけだ。
そこに来て、このデアゴスティーニからの挑戦状である。
「聡明なる読者諸君 君達には既に真相が見えていることと思う」
そう、これは私とデアゴスティーニとの戦いなのである。
気がつけば一度サイトをチェックしたがために気がつけばあっちにムーミン、こっちにムーミンと
スマホで見るサイト全てにムーミンハウスをつくるの広告が表示されるようになってしまった。
ネット社会最高。
さらに言うと、私は小学校高学年から中学にかけて、実はドールハウスを作ることにはまっていた時期があるのだ。
最初に作ったのは小学6年生の頃。
書店で偶然見かけたドールハウスの作り方を書いた本に惹きつけられ、
夏休みの自由研究の課題として、本の中に実例として紹介されていた「ホットドッグショップ」の屋台を見よう見まねで作って提出した。
当時、もう20年前くらいだが、ドールハウスを廃材で作るということがよく特集されていて、身の回りのいろいろな材料を
「こんなものが使えますよ」と本には書いてあった。
それはヤクルトの空き容器だったり、ボタンだったり、お菓子の箱だったり、コンビニ弁当の蓋だったり、錠剤の入っていたパッケージだったりした。
それらの「これは何かに使えるかもしれない!」というものを集めるのも楽しかった。
つまり「ムーミン」「ドールハウス」という、そもそも私の興味があった二つの材料が一つになり、
かつそれがパッケージされた状態で目の前に提示されているのである。
この挑戦状に対する名探偵の答えは、もう出ていると言っても過言ではない。
しかし、しかしだ。
もう一人の私、助手のワトソンが言う。
「一体それをどこに置くっていうんだ?子供達に見つければ、一発で破壊されるぞ!」
もっともである。
ぐうの音も出ない正論だ。
ところが名探偵はこんな推理を繰り出す。
「実家に保管するとすれば、あるいは…?」
そう、私の実家は車で30分ほどの都内にあるのだ。
両親に言えば空いている部屋の一室に保管してもらえることは不可能ではない…。
「し、しかし!そんなお金がどこにあるっていうんだ!」
「創刊号は490円なのだよ!(次の号から1590円ですけど)」
1590円×4で月約6000円ねえ…。
ん?「全100号で完成します」
なるほどね、100号で… って、全部でほぼ16万!?2年分割するとしても!?
どうなのよ…。いろいろとどうなのよ…そんな余裕あるの?ねえ、外食の回数減らせばなんとか…あとお昼をお弁当にして…ってそっちの方が
結果的に高くつきそう。
ああ、どうする!
創刊日は8月29日、もうそこまで迫っているのである。
もし私がデアゴスティーニとの戦いに敗れた際には、このブログで毎週楽しく報告していきます。