もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

くさくなってきた

おじさんで時々強烈に香水くさい人がいる。

「トイレの芳香剤飲んでるんですか?」と思わず聞いてしまいたくなるレベルの人だ。

どうにも理解できなかったのだけど、ここ最近なんとなく気持ちがわかるようになってきた。

加齢とともに男はくさくなる。


本当にここ1、2年だと思うのだけど、急激に自分がくさくなってきたのを感じる。

もちろん食生活、生活習慣など複合的な理由はあるのだろうけど、やっぱり加齢によるものが大きいのではないかと感じている。

なんというか、いわゆる「おじさんくさい」においである。

電車などでよく感じていたあのにおい、それを今私はいつでもどこでもかぐことができる。

そういうとお得感があるようだが、まったく嬉しくはない。

で、くさいとやっぱり恥ずかしいし、なんらかの方法で隠したくなるのは人情というもの。

そこで悩んだおじさんたちは「においにはにおいを」ということで、過度に強烈な香水へ走っていくのではないか、と私はにらんでいる。

私はまだそこまで踏み込むこともできずに、未だにエイトフォーフォーメンで頑張っている。

「爽やかなビタースイートの香り」とパッケージに書かれている通り、吹き付けると体は一瞬いい香りに包まれる。

ところが、せいぜい通用するのは朝の通勤電車の中くらいのもので、お昼頃にはすっかりエイトフォーはその姿を消し、

いつの間にか現れた加齢臭が私を包み込んでいるのだ。

やっぱりドオドラント剤で頑張れるのは高校生までなのだろうか。

確かに毎朝エイトフォーするたびに「部活って感じだなあ」とは思っていたけど、そんなノスタルジーに浸っている場合ではなかった。

ここ最近気になっているのは、そんな私のような30代男性をピンポイントで狙いに来ているであろう、ボディソープ類である。

「デオウ」とか「ウルオス」とかだ。

どの程度違うのだろうか。今妻と共有しているダブで洗うのとどっちがにおわなくなるのだろうか。

…って思って調べたらめちゃくちゃ高いじゃないか。

もう少しくさくなってからにしよう。もう少し頑張れるはず。

頑張れるよな…