好きなものを好きと 言える気持ち 抱きしめてたい
自分の好きなことを、好きだから続けている人が好きである。
そういう人の続けていることは、そこから好きなものへの愛情が見えてくるので見ていて気持ちがいいし、こちらまで楽しくなる。
だからこそそれを応援する人も増え、好循環になるのだろう。
僕は自分が好きだと人にきちんと伝えられない。
批判されそうな気がして、馬鹿にされそうな気がして、言えないのだ。
それを言えない時点で、僕はそれを「好きではない」のだ。
何を言われようが気にならないくらい好きなものがない、と考えてしまうと、自分が時折とても寂しい。
槇原敬之が「どんなときも」の中で
「好きなものを好きと 言える気持ち 抱きしめてたい」
と歌っていたが、さすがマッキーわかってる、って感じである。
自分のお弁当の写真とか撮り続けている人とか、模型を作り続けている人とか、散歩の途中で見つけた植物を模写している人とか
「それやって何になるの?」
と他の人からすれば言われてしまうかもしれないことを、毎日ただ好きだからやっている人を見てしまうと、
「俺、何もねえな」
となる。