もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

ドントルックバックインアンガー

身体の不調が増えてきたのでサボっていたジムにまた行くようにし始めた。身も蓋も無い話だが、身体が老化し、運動不足でいると人の身体はあっけなく退化していく。身体の不調は精神の乱れ、崩れを引き起こす。病は気からと俺は体調を崩すたびに思う。誰とも喋らずに黙々と運動を出来る環境はありがたい。そんな場所でも複数人で来て喋りながら利用している人やフロントのインストラクター(なのかも怪しい多分受付と清掃をメインの仕事としているアルバイトらしき若い女)と親しげに大声で会話する男などもいる。それが楽しみでこの人たちは来てるんだろうが、24時間ジムでほとんどの客は一人で黙々とやってるわけなので、その辺は察して欲しい。少し前から自分にはアンガーマネジメントが必要なのだろうということには気がついていた。常に怒りの感情が中心にあり、ある程度その感情が原動力になっていることも自覚があるが、それは非常に不健全で疲労感も強く、何よりふと凄まじい自己嫌悪や罪悪感に襲われるので、心の内側をすり減らしているという思いが大きい。物理的にも、精神的にもいいことは無い。時々俺から見て何もかも手に入れている人とつながりを持たなければいけない、という機会がある。その度に俺は怒りの感情で相手と接する。怒りが新しい何かを生み出すこともある。多くの場合それは若者の正しい怒りだ。中年の歪んだ怒りは精神と身体の不調を引き起こす。怒りが美しいものであった人生の大切な時期を、俺はずっと前にもう失ってしまっている。