突然、西田敏行の話
こんにちは、hanadekameganetです。
そういえば今衝撃的に思い出したのですが、数年前僕は地元のショッピングモールが主催するクリスマスコンサートにダメモトで応募したところ当選し、妻と一緒に見に行ったことがありました。
コンサートの出演者の中には西田敏行氏がおり、たくさんいるお客さんの中、一人にだけ西田氏のサインが当たる、というイベントが行われていました。
抽選方法は当日の座席の番号。B−23とかいう、アレです。
とはいえ、千人規模のホールで、当日は満員でしたのでまあ普通に考えたら当たらないだろうという感じです。
ましてクジ運どころか、総合運が悪い僕には関係のない話…
と思っていたところ!
当選者の座席の番号が読み上げられると…それはなんと、まさに僕の座っている座席ではありませんか!
そんなこんなで、僕は見事西田敏行氏のサインをゲットすることが出来たのです。
色紙にはまぎれも無い「西田敏行」の文字。
あまりにサインっぽくない普通の字に「本物?」と一瞬疑念も浮かびましたが、先ほどまでステージで熱演していた西田氏がたった一枚のサインを拒むとも考えにくかったので、間違いなく本物のはずです。
興奮した僕らは以降西田氏のことが気になるようになってしまい、妻に至っては「西田のおじさま」と呼ぶようになりました。
考えてみたらもともと三谷幸喜の映画を見に行っていた僕らに取って、三谷映画には欠かせない名バイプレーヤーである西田氏は身近な存在だったわけです。
(ふかっちゃんも西田氏もかわいい)
さらに、ちょうどのその頃宝くじのイメージキャラクターもつとめており、そのCMが好きだったというのもあります。
ドリームジャンボ宝くじ CM 西田敏行
(自信を失いかけたときに見たい名作)
サインの一件以来ますます気になる存在になってしまったというだけのことなのです。
今でも夫婦揃って西田ファンです。
三枚目からヤクザの親分まで演じられる役者さんはそうそういないですし、何しろ歌まで上手くて喋りも達者。
実はすごい才能の塊ですよね。
しかも、この間美容院で髪を切ってもらっている間に何気なく手に取った週刊誌には休日の西田氏が俳優仲間とカフェのオープンテラスでお茶をしていたという記事が掲載されており、西田氏は通行人たちに対して自ら「サインしましょうか?」などと声をかけていた、と報じられていました。これだけフットワーク軽くサインに応じる西田氏、間違いなく僕のもらったサインは本物であるに違いありません。
そんなファニーな内容がよくもまあ週刊誌のネタとして採用されたなという感じもしますが、センセーショナルさが売りの週刊誌と言えど掲載したくなるような西田氏のエピソード。これこそ彼の人柄を表していると言っても過言ではないでしょう。
数年ぶりにサインを見たくなったので、妻に「そういえばさ、西田敏行のサインってどこにあるんだっけ?」と聞いたところ
「あたし知らない。自分がどっかにしまってるんじゃないの?」
とのこと。
僕は知りません。3年前の引っ越しのとき、妻が保管していたと思っていました。
そのまま黙り込む僕と妻。
時計の針の音だけが部屋に響いています。
どこかから西田敏行の笑い声が聞こえてくるような気がしました。
…ということで、今週大掃除をするときには「西田敏行のサインを探す」というミッションが新たに追加されたことをご報告させて頂きます。
絶対見つけ出しますので、待っててください。西田さん。
捨ててないよな…。