もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

2019-01-01から1年間の記事一覧

記録

会社をサボる。 前日に上司に承認を取って有給を使って休んでいる。衝動的な逃亡でも、社会への抵抗でも、身体的精神的に限界が来た末の無意識の行動でもなんでもない。正規の手続きを踏んで正しく休んでいる訳で、俺は単純に社会人としての権利を行使したま…

象は静かに座っている

渋谷のイメージフォーラムという映画館で上映されていた「象は静かに座っている」という映画を観に行った。 上映時間およそ4時間。 一人で4時間近くの映画を見るという体験が今まで無かったので、緊張した。トイレが近いので通路側の席を取った。しかもここ…

心を亡くす

職場の女の子が休職することになった。入社3年目だった。フィジカルではなく、メンタルに起因するもので、復帰の目処は立っていない。 そもそも、この職場に戻れるかどうかすら、今の時点ではわからない。 俺の送ったLINEは、数週間経った今も既読にならない…

飛行機

出張に行く飛行機の中では映画を見れるので密かに楽しみにしている。先日は「恋は雨上がりのように」を見た。妻が珍しく映画館に観に行きたい、と言って一人で観に行った映画だったので少し気になっていた。俺も妻も水曜どうでしょうが好きで、基本的に大泉…

嵐のサブスクが解禁されたのでApple Musicで色々聴いている。妻が昔好きで、その関係で少しだけ聞いていたことはあるが、基本的にはそれほどしっかり聞いたことはない。嵐は好きとか嫌いではなく、「テレビでよくみる人」だった。テレビで見ることが当たり前…

俺たちはいつまでも元気じゃない

病院に行ったら、何年も俺のことを診てくれている医者が腕に包帯を巻いていた。見るからに動かしづらそうで、痛々しい。動きもどこかぎこちない。一通り診察を終えてから最後に「骨折されたんですか?」と聞いてみると、犬に噛まれて神経がちぎれたのだとい…

泣くなよ

俺は今まで誰も思いつかなかった発明とか、アイディアでブレイクスルーした、みたいな話がすごい好きらしい。で、そういう話聞くと泣いちゃうんだよね。は?って思うでしょ。びっくりするくらい簡単に泣くのよ。そんな発想があったんだ!ってことに感動しち…

父と娘

カップルみたいに仲良く歩く父親と娘が俺の前を歩いていた。父親はスーツを着た40代くらいの普通のサラリーマン風の中年男性で、娘はパーカーを着た中学生くらいの女の子だ。二人は手を繋いでいて、娘の方が父親にくっついて次から次へと今日あった出来事を…

散財

バカみたいな話だが、増税してから急に買い物しまくっている。情報弱者とは俺のことだ。世の中キャッシュレス決済で還元だとかいかにお得に買い物するかを血眼になっている中俺は悠々と現金で消費税を10%で買い物しまくっている。痛快だ。バカだとも言える…

500

この記事でこのブログは500記事目になった。いつまででも続けられるけど、ブログはだいたい何歳くらいまでみんな書くものなんだろうか。書く内容が変わっていきながらも続けていけば、自分の変遷が見れるし、自分史としてはこれほど手軽の、そして明確に自分…

散歩

1時間くらい散歩をした。年齢を重ねてみると、生まれ育ったこの街がとても寂しく、小さく映った。国道沿いにやけに幅の広い歩道が広がり、小さな鉄工所や塗装工場が点在し、それ以外には東京だというのにやたらと駐車場の広いチェーンの牛丼屋や弁当屋のロ…

スッキリ

昔学生の頃ちょっといい感じになった女の子と1回だけセックスした時のこと。終わったあとその子が「あー、スッキリした!」と言っていたのがすごく印象に残っている。二十歳くらいのときのことだから余計に強く覚えているだけかもしれないけど、何に驚いた…

余所者

俺は東京生まれ東京育ちだが、自分のことを都会の人間だとか東京人だと強く感じたことはない。それは地元が東京とは言え、端っこも端っこの下町であることが強く影響しているし、そもそも東京なんて別の土地出身の人間による集合体みたいなもので、東京その…

10億

人生に余裕が欲しい。実は預金口座に10億円あるんだけどサラリーマンをやっている、というような状態になりたい。歯を食いしばって上司の叱責に耐えているけど、後輩たちに「大丈夫だから」なんつって「先輩…」なんて言われてるけど俺10億持ってっから、実は…

誰?

長谷川博己に似てますね、と言われて嬉しかった。そうかなあ、なんて満更でもなかったが、お前、若い頃の宇崎竜童に似てるな、とか言われるし。かと思えば昔は綾野剛にちょっと似てたね、なんて言われていいじゃないの、なんてまた悦に入っているとエグザイ…

HSP

雨が降っていて、雨粒がベランドの手すりに当たって砕ける音がブラインドの向こう側から聞こえている。部屋の中では9月も下旬だというのにエアコンが除湿モードで設定されており、空気清浄機が弱モードで稼働し続けている。俺以外は動くもののいない空間の中…

リハビリ

日々弱っていく体、というものはなかなかに衝撃があるもので、俺は脚に障害を持っているのだけどリハビリを一定期間怠るとすぐに症状が悪化する。30半ばでこの有様、というのはどうにもこうにも時々目の前が暗くなる事実を突きつけてくる。このまま治らない…

無理

時間があっても何もできないときがある。そんなときに無理して何かをやっても大抵の場合ろくなことにはならない。余計に疲れて自己嫌悪に陥ることもしばしばだ。「忙しいというのは言い訳」「時間は自分で作るもの」みたいなことを言ったりしますが、この際…

小説

小説の公募に狂ったように応募し続けていた時期がある。ちょっとした賞が少し選考を進んだり、小さな賞を取って少額の賞金がもらえたり、結果を見ながら一喜一憂していたあの頃はとても楽しくて、今でも時々思い出すことがある。結局たいした結果も出せない…

サンリオピューロランド

後輩の女の子と取引先に商談に行った。7歳くらい下の子なので、話題の糸口が見つからないままそれでも適当に間を埋めるべく話し続けたところ、「鉄道博物館にこの間行ってきたんです」と言い出した彼女は、嬉々として鉄道について語り始めた。テレビを見てい…

足元

後輩に「靴たくさん持ってますね」と言われてドキッとした。それを言って来た後輩は男性なので、別にそういう意味のドキッではないんだけど、つまり「靴って見られてるな」ということである。先日の記事にも書いたが俺はここのところ靴を通販でよく買ってい…

大人

同性、同世代のみで集まって飲む機会があった。アラフォーの男という存在自体が比較的貴重なこの会社で、普段あまり接する機会もない人たちと話して見ると、仕事の話、家庭の話、お決まりの下ネタと盛り上がる。皆社会人として10年から15年近くを過ごし…

何者でもないし

中学生の時に父親と「12人の怒れる男」の舞台を見に行った。青年座だったと思う。帰りにドトールによってジャーマンドッグを食ったと思う。そういうことを急激に思い出したりする。それを俺はマック・デマルコのchamber of reflectionを聴きながら思い出した…

知る人ぞ知る

地元の店が「名店」とかメディアで取り上げられたりすると、大抵の場合地元の人は「たいしたことない」「普通の店」「なぜ持ち上げられてるかわからない」などと言うことが多き気がする。「そうなんだよ!名店なんだよ!いやー鼻が高いな!地元からそんな店…

店員

店員さんとのやりとりというのがいつまで経っても苦手なのだが、誰でもそういうものなのだろうか。ある程度の年齢を重ねるとまあなんとなく上手くなるのだろうけど、いつまで経ってもお店の人、というのは自分より年上であるという認識が拭えず、自分より何…

通販

通販で靴を買っているのだが妻は「信じらんない。通販で靴なんて怖くて買えない」と言う。そんなに怖いことではない。なぜなら自分の靴のサイズなど知っているから。俺は26センチなら靴はなんでもいいのだ。ZOZOで26センチのいい感じの靴がセールになっ…

視線

人を傷つけることに鈍感になりそうなことが怖い。年齢を重ねて色々鈍感になる。少し前までそれは加齢によるものだから仕方がないと割合簡単に諦めていく所存だったが、ここ最近年齢の若い世代と仕事を一緒にすることが増えてきたことを受け、そこに恐怖を感…

誕生日

予定をoutlookで管理するようになって1年以上経過した。アナログの俺からすると紙の手帳にペンで書き込んで予定を管理する以外の方法を取ることなど考えられなかったが今やすっかり馴染み手帳は買わなくなった。会社のPCでもスマホでも家でも全て同期できる…

長いこと夢を見ないと思っていた。子供の頃はよく夢を見ていたのだが、最近見ない。まあ夢も希望もない毎日を生きていると物理的に夢も見なくなるもんですねハハハなんて思っていたんだが最近立て続けに夢を見たのでメモとしてここに記す。1本目。俺は何か…

かっこいい

日常の中で期せずしてかっこいい言葉使っちゃったな、みたいな瞬間があり、その瞬間の雰囲気が愛おしく感じるのは何故なのだろうか。例えばなんだけど旅行もしくは出張の話をしていて海外の話題が出た時に「トランジットで…」という言葉が出ると「おお」とな…