もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

余所者

俺は東京生まれ東京育ちだが、自分のことを都会の人間だとか東京人だと強く感じたことはない。それは地元が東京とは言え、端っこも端っこの下町であることが強く影響しているし、そもそも東京なんて別の土地出身の人間による集合体みたいなもので、東京そのものの「意思」とかもはやないじゃん、という気持ちが強いからなんだけど、社会人になって色々な土地出身の人と会ったり話したりしていくうちにやっぱり地域性ってのは馬鹿にできねえな、と思うことがあった。海外出張に行った時のこと。俺以外の人間が全員大阪出身の人間だったんだけど、この3人がもう3人ともずっとふざけてるわけ。最初は言っても大人だから乗ってあげてたんだけど、もう疲れちゃって後半無視してた。東京の人は冷たいとか言われるのはこういうことなんだろうか。いや、疲れるでしょ。若干「俺たちのこの面白さについてくるのは大変やでえ」みたいな感じだったし。あれなんだろね。やっぱ無意識的にさ、自分と近い出自の人同士が集まると余所者って排除したくなるんだろね。怖いね。戦争の根源だね。