もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

ノイズ

毎日生活の中でノイズが多く、集中出来ない。

 

何事にも興味を持ちづらく、一つのことが長続きしなくなってしまった。

 

あれだけ好きだった読書さえ、

一冊の本を読み切るのにもう半年近くかかってしまっている。

 

日々を生きる体力、活力が本当に減った。

 

このまま老いるのか瀬戸際なのだろうか。

 

中年から外との繋がりを持たないと、老人になったとき、会社をやめた途端にどことも繋がりの無い孤独な老人になるのは目に見えている。

 

孤独は、人を弱くする。

家族が出来てもそれは変わらなかった。

家族は俺の寂しさを埋める道具では無い。

心のどこかでそれを勘違いしていたように思う。

妻はひとりの他人であり、子供もまた独立した人格を持つひとりの人間である。

 

俺は、繋がりを求めているのに誰とも繋がらないで勝手に一人で孤独だと言う。

 

ニートにも引きこもりにもなれず、死んだように生きる俺のような中年が、きっと知られていないだけでたくさんいるのだろう。

 

俺の人生は俺のものなのだから、とも思うのだが、だから何をするのかは思い浮かばない。

 

目の前の仕事をこなすことだけでそんなノイズを一瞬だけ断ち切れる。