もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

HSP

雨が降っていて、雨粒がベランドの手すりに当たって砕ける音がブラインドの向こう側から聞こえている。部屋の中では9月も下旬だというのにエアコンが除湿モードで設定されており、空気清浄機が弱モードで稼働し続けている。俺以外は動くもののいない空間の中でキーボードに文字を打ち込み続ける。ブログを外で書くことが昔はできたが、今はできない。カフェで書こうと思っても、大抵は話し声や他人のキーボードの打鍵音などで集中できず、イライラしてろくに作業もしないうちに帰るということが続いている。自分のこうした部分を正確だと思っていたが、ネットで色々調べたら「HSP」という単語に出会って、少し楽になった。いくつも当てはまる項目があり、間違いなく自分はそうした特性を持っているのだとわかって安心したという感じだった。何を持って正常か、という話になると頭を使うのが疲れるので人に任せるが、多かれ少なかれ、こんな世界で生きていかなければいかない限り、俺たちはどこか壊れているし、最初からなにか欠落している。