もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

変化

変化についていくことは難しい。
なるべく変化のない毎日を過ごしたいと思っている。
世の中ではそうした変化についていけない人間は淘汰されるのだ、と言う。

上辺では俺もしなやかに変化に対応し、
常に内面をアップデートする生き方がかっこいい、とは思っている。

だけど、自分の身に置き換えたときに、そんなもの糞食らえだな、とも思っている。

何も変えずに済むならずっとそれでも構わない。
けど、世の中の仕組みや自分の暮らしはどんどん楽に便利になって欲しい。

本音はそれである。
俺は今まで通り暮らしているから、世の中だけ便利になってくれ、と。

権利と義務は常にセットで考えなくてはならない。
便利さを求めるなら、自分自身もそれに伴う変化をしていかなければならないらしい。

面倒だ。いやだいやだと思いながら必死になって変化についていく。
いつか変化に追いつけなくなる時がくるのだろう。
変化と並走するレースから脱落した時、もう元には戻れないのではないかとも思う。
その時変化に取り残された俺はどんな風になっているのか。

変化とともに、変化をつくっていく立場の人間はこれからますます増えるのだろう。
つくられた変化に従うしかない立場の人間は、あとをついていくしかない。