もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

ハナマサ

ダイソーでインスタントコンロというものを買った。
家の屋上でバーベキューもどきをやるためだ。

自然も苦手で虫もダメ。
車の運転も下手なのでアウトドアやキャンプを本格的にやる度胸や体力はないが
なんとか気軽にそうしたアウトドアっぽい気分を味わえないかといろいろ見ていたところ、
辿り着いたのが「自宅の屋上で肉を焼く」という結論だった。

カセットコンロにフライパンでも載せればいいか、と思っていたのだが、どうにもそれだと気分が出ない。

そこでいつものようにソファに寝っ転がってスマホYouTubeを眺める、通称廃人タイムを過ごしているときに出会ったのがインスタントコンロだった。

ライターかチャッカマンで火をつければ、そのまま火がついて1時間程度であれば十分火力を維持できる。
網もついているし、そのまま捨てられるから洗い物も掃除の必要もなし。
しかも1つ300円。

これこれ!
これじゃないですか。
これ正解。

すでにネットではだいぶ前から話題になっていたようだが、俺は世の中は本当に便利になった、もはや戦後ではない、とばかりに喜び勇んで近所のダイソーに買いに行ったわけである。

早速買い込んだインスタントコンロをシンク下に潜ませ、子供たちには「そこに楽しいものがあるんだけど」などと匂わせ行為を連発してしまう始末。

俺は今から次の週末、インスタントコンロの上でどんな肉を焼くか、その肉を近所の肉のハナマサに買いに行くことを待ち遠しく思っているのである。かわいいな、俺。