クリスマスの朝に寝過ごした話
こんにちは、hanadekameganetです。
全国の同業者の皆様、無事ミッションは成功されましたでしょうか?
年一でやってくるあの一大試練。
副業でありながら、本職よりも神経を使うあの業務…
そう、サンタ業です。
先日ラッピングもして準備もばっちり、というお話を書きました。
hanadekameganet.hatenablog.com
これが24日の夜の話です。
翌日の朝が僕らの真価が問われる審判の場となるわけです。
僕のいつもの起床時間は午前6時半。家を出るのは7時半で、子供たちが起きるのは早くても8時過ぎです。
プレゼントのセットは雑作も無いこと。
むしろ夜中に起きて見つけられるよりはいい…
…
パッと目が開きます。
おや、カーテンの隙間が明るいな…
部屋のどこかから小さな声がします。
「…プレゼント…サンタさん…」
息子の声です。
一気に全身の血の気がさっと引きました。
枕元のスマホを手に取り時間を確認すると
午前7時
寝過ごした!!!!!
「ああああああああああっ!!!!」
やっちまったーーー!!!
なんでなんでなんで!アラームセットしたのに!止めてる?誰が?自分?
と心の中だけで、いやちょっとばかり口からも漏れていたかと思いますが跳ね起きます。
息子は起きている、今からプレゼントを持ってきたらおかしい、サンタは別の部屋にプレゼントを間違えておいていたみたいだね、という口実を0.3秒で考えて息子の方を見ますと
ある。
プレゼントがある!
どうも妻が持ってきてくれていたようです。
助かった…
僕は心の中で安堵感から失禁してしまったほどです。いや、実際にも少し出ていたかもしれません。
ようやく頭も覚醒してきて、状況を認識していきますと、娘はまだ起きておらず、少し早めに目が覚めた息子が枕元のプレゼントに気がつき、静かに興奮し始めている、という状況のようでした。「すごーいすごーい」を連発しています。
ここだ!ここで煽るんだ!
「すごいねまーくん!プレゼント来たね!!」
「うん!」
「サンタさん、まーくんがいい子にしてたからプレゼントくれたんだね!なんだろうね。何くれたんだろうね!」
「見てみる!」
という具合にほとんど押しつけのように喜びを煽り、息子にプレゼントを確認させることに成功しました。
包みを持って走り出す息子。ここでようやく僕も慌ててスマホで写真を撮り始めました。
(本当はもっとちゃんとやるつもりだったのに、寝過ごしたせいで一回完全に頭が真っ白になっておりました…)
慌てすぎてぶれまくる。
おもむろに開け始める息子。
この辺りから僕の心拍数も上がって行きます。喜ぶだろうか、欲しいものが変わっていないだろうか…
どきどき…
どきどき…
…!
息子「やったー!『やまのくるま』だー!」
よ、よかった…
よほど嬉しいのか頭を抱える。
と、ここで娘も兄の騒がしい声に異変を感じたのか、起きてきました。
すかさず「さーちゃんおはよう!さーちゃんにサンタさんからプレゼント来てたでしょう!」
とプレゼントを持ってきます。
しかし兄のプレゼントに興味津々で全く興味を持ってくれません。
「僕が開けてあげるー」と上機嫌な兄が普段なら言わないようなことまで言い始めました。
「あ!しるふぁみだよ!しるふぁみのやつだよ!」
そうなのです、息子はどういうわけだかシルバニアファミリーのことを「しるふぁみ」と発音しています。ファミマみたいな感覚なんでしょうか。
兄が取り出して渡してあげるも
驚くほどフラットな顔をしていました。
確かに娘のプレゼントは本人がどうしても欲しがっていた、というものではないので、渡された本人も「ん?これ自分用?」という感じなんでしょうが…。ここは反省どころです。
と思ったら息子が楽しそうにシルバニアファミリーで遊び始めました。
お前がこっちをやるんかい!
その後は二人で仲良くシルバニアファミリーで遊び始めました。
とりあえずはまあ、よかった…と一安心して僕はふと気がつきます。
そもそも普段より30分遅く起きていることを。
身支度もそこそこに家を飛び出し、なんとか普段乗っている時間帯の電車には乗れましたが、間一髪でした。
駅まで小走りで移動する間、今日一日くらいは移動にトナカイとソリを支給してくれてもいいんじゃないかと思った僕でした。
<おまけ>
娘がおかしの入っていた小さなクリスマスブーツを履いていました。
ぴったり。
来年のクリスマスもなかなか手強そうです。