もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

歩くのが遅い

人に合わせられない。
抜きん出ているとか、出る杭は打たれるとかと真逆で、普通のことすらできないという意味である。

そもそも、三人以上になると会話が出来ない。
自分はしゃべらなくてもコミュニケ−ションが成立するからだ。
かと言って一人の世界を構築するでもなく、ただそのままそこにいる。
スマホを取り出してその場で相手を拒絶するほどの勇気も度胸もない。
聞いているんだか聞いていないんだかわからない程度の距離感で、ただいる。

大抵の場合
「どう思う?」とか
「ねえ?」とか
話を振ってもらえるのでそのときには返事を返す。
大人の世界はやさしい人が多い。
もし僕が逆の立場ならば「話す気ないなら帰れよ」と思う。
僕は僕以外の僕みたいな人間には滅法厳しい。

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遠慮させてくれ

遠慮するなと人は言うが、遠慮する。

僕はいくらでも遠慮しておきたい。
遠慮するのは楽なのだ。
図々しいことの方が難しいし、大変だ。
第一疲れる。

日本人なので遠慮しておくと
「あの人は謙虚でいい人だ」
「身のほどをわきまえている」
などの好印象を持たれやすいのもありがたい。

なんのことはなくて、要は「面倒臭い」だけなのだ。

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臆病者は電車内でスマホを見ない

電車の中で、スマホに内蔵されたカメラの「カシャッ」というシャッター音が聞こえることが増えたように思う。

パッと周りを見渡してみるが、あんまりみんな気にしていない。
というか、みんなスマホを見ているので誰のスマホからその音がしたのかが、そもそもわからない。

僕は電車の中でスマホをほとんど見ない。
画面を電車の中でずっと見ていると気持ち悪くなってしまうのと、
だいたい見たい情報が暗い内容かエロい内容かのどっちかなので、電車の中で堂々と見れるものがないのだ。
人間性を疑われたくないのだ。

なので余計に
「この車内でスマホを見ていない俺だけが犯人にたどり着ける…」
みたいな気持ちになる。

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見なかったことにする

風呂場のドアが壊れている。

実は引っ越してきてかなり早い段階で壊れている。
全然力を入れていないのにフレームからすりガラス調の樹脂パネルみたいなのが外れたので、もともと壊れかけていたのだと思う。

とはいえ、はめ直せば元に戻るし、完全に壊れているわけではない。
最近ではえらいもので外さずにうまく開け閉めする術も身につけてしまい、ますます大家さんに文句を言い難い状態になっている。
もう4年住んでいるので今更「お風呂のドアが壊れてるんですけど」とか言い難い状態だ。「おまえが壊したんだろ」と言われかねない。

僕はそんなふうに見えているものを、見なかったことにしてやり過ごしていることがよくある。

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国語が苦手

僕は絵に描いたような文系だったので、大学は私立の文学部だった。

 

国語と英語と日本史の三教科だけ勉強すればなんとかなる、というやつだ。

勉強はそれほどできなくなくても、3つくらいならなんとかできるだろう、というくらいの認識だった。

結果的に3つだけでもロクにできなかったのだけど。

 

最大の誤算だったのは、自分が国語が得意だと思い込んでいることだった。

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きみまろ

先日実家に戻ったら年代物のカセットテープのレコーダーが置いてあった。

僕の父親の悪い癖なのだが、
「聞いてほしいこと、つっこんでほしいところをこれ見よがしにしてあえて聞かせる」
というところがある。

案の定何か言いたそうにもじもじしているがあえて意地悪して何も聞かないでいると

「これさ、出てきたんだよ」

と言い出した。最初から言えよ、とも思うがこれでもそれなりに優しい息子なので一応話を聞くことにする、

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クモがよく出る。

家によくクモが出る。

とにかく引くくらい出る。
32年間生きてきて、実際に動き回るクモに遭遇する機会というのは幸か不幸かそれほど多くないと自負しているが、
人生で出会ったクモ体験の8割くらいが今住んでいる家に引っ越してからであると断言していい。

それくらいクモが出る。

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真面目の遺伝子

社会人になってから「真面目だね」と言われる機会が増えた。

「君は真面目だから」「真面目ですよね」「真面目だからなあ」

基本は褒め言葉なんだろう、と思う。少なくとも悪意があって使っているわけではないと思う。
それは素直にそう思う。

けど、その背後にそこはかとなく漂う「…なんだけども、こうだよね」というニュアンスはなんなんだろう。

「真面目だね」という言葉には、その先にある何かを飲み込んで、
相手に伝えずになんとなく雰囲気で「言いたいこと、わかるでしょ?」と同意や理解を促すような意味合いが込められているように感じてならない。

例えば「くそまじめ」とか「ばかまじめ」という言葉がある。

くそもばかも褒め言葉につける形容詞ではないだろう、と思う。そんな形容詞がつく褒め言葉、「真面目」くらいだ。
「くそいい人」とか「ばか明るい」とか、あまり言わない。
そもそもそうした環境が、「真面目」に対する世の中のネガティブな手触りを表しているようにも見える。

あるいは、そう感じる僕自身が偏見を持っているのだろうか。

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熱は出なかったけどめまいがした話

バイオリズムというんでしょうか。


子供達も体調を崩していたので、そろそろくるかなーなんて思っていたのですが、本格的に体調を崩してしまいました。

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熱が出そうで出ない話

体調を崩しています。


ここのところ急に暑くなったり、かと思ったら寒くなったり


雨が降ったりやんだりと


天気がぐちゃぐちゃだったので、体がおかしくなってしまった方も多いのでは。


僕もご多分に漏れず「そういやここ最近随分耐えてるな…」と思った矢先の全身の倦怠感、そして発熱です。

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