もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

文字

目が悪い。視力だけでなく視野も先天的に狭いのでしょっちゅうつまづいたりぶつかったりしている。この上あと数年で確実に老眼が来るのだと思うと自分が不憫でならない。CMでえんきんとか言うサプリを見かけるたびに「これか…」と憂鬱だ。手に持った薬の瓶の裏側を近づけたり遠ざけたりしている様子を見てため息をつく。で、ここ最近なんだけどパソコンの画面が見辛いわけ。キター!!!って思わず2003年の2ちゃんねるかってねアハハ。正確には細かい文字がなんだか見えにくくてまあ目悪いもんなって顔を近づけたのよ。でも見えにくいのね。あれれ〜おねえさん、どうして近づいても文字が見づらいのかな〜おっかしいな〜と俺の心の中の工藤新一が「妙だな…」と核心に気がつき顔を後ろに遠ざけてディスプレイを見て見たらドンピシャですよ。焦点バッチリ。せやかて工藤、という暇もなく事件解決ですよ。で俺は画期的なイノベーションを発見したんですけど、表示される文字の大きさをでっかくしてみました。つい最近まで会社の上司のスマホを横からチラッと見たときに文字をでっかく表示しているのを見て「ジジイか!」と突っ込んでいたのにこの体たらく。おっきい文字って見やすいね。みんなも文字大きくしようよ。大きいことはいいことだよ。

家の中の埃が多すぎる。引っ越す前の家でも、その前の家でもそうだったのだが、世の中の人は皆埃をどうしているのだろうか。掃除機とクイックルワイパーの他に棒の先っぽにモフモフがついたものを常備していたのだが、埃がたまるスピードが高く、あっという間に替えのモフモフが消耗していく。値段だってバカにならないので最後のモフモフを付けたまま掃除し続けていたら掃除する前より埃が増えるようになってしまい本末転倒なので埃を掃除するのをやめた。台ふきんとして使っていたボロボロになったクロスを水で濡らしてよく絞りそれで拭いてみたりもしたのだが埃が伸びるし洗うのも面倒でこれもやめた。埃の掃除の正解って何?

フォークデュオ

中年男性なので会社で若手の女子社員から音楽何聞いてるんですかあ?などと言われると挙動不審気味にならざるを得ない。色々聞いてるつもりでいるにはこういうときに何にも出てこなくて「星野源が好きでさあ」などと言ってるのは自分以外の中年が言ってたらゲロ吐いちゃうな。「他には?」とどう言うわけだか食い下がられたのでApple Musicでついこの間プレイリストに追加した集団行動のことを思い出して「集団行動とか…」と言ったら「え?」と案の定言われてしまった。メンバーが遊びでやってるフォークデュオというなんちゃってフォークがどストライクだったのでYouTubeで散々トレーラー映像を見た上でライブ会場限定販売というのを見てメルカリで調べたら2点出てて2点とも完売しておりがっかりしてから改めて検索したら公式が普通に通販やってたので普通に買った。なんなんだよ。で、届いたので先ほどから聞いてるわけなんだけどこれがよい。好きなものをこれが好きだと伝えるのが苦手なのだと思っている。人に批判されたくない、という部分が一番であり、俺が何を好きだろうがお前が何を好きだろうがそれは完全に個人の自由なのだから放っておけ、という一言に尽きる。大抵の場合人の好き嫌いなど聞いたところで数秒後には忘れているのにその場の変な空気感だけはいつまでも残っていて夜中に思い出して悔しさや恥ずかしさに悶絶するだけだからなんの得にもならずメリットもなくコスパが悪い。先日も焼肉屋で飲んでいる時にアマゾンプライム韓国映画を最近見ているという話をしたら「どんなものを?」と聞かれたのでとりあえず「殺人の追憶とか…」と言った後「他には?」と聞かれて「殺人者の記憶法とか…」殺人ばっかりじゃねえかと言いながら自分でも思ったよね。だって面白いんだもん。暴力シーンが痛そうで韓国映画は見ていて痛い。

時は経つし役割は変わる

としまえんだったか、おばけの格好したスタッフが水をぶっかけてくるのでちゃっちい水鉄砲でそれに対抗してね、みたいな夏休み向けのイベントを今やってますよみたいな話題を夕方にニュースで見た。貧相な体の若い女のグループが取材されており水着のままおばけの格好のスタッフ(どう見ても男)にホースとかバケツで水をぶっかけられててきゃあきゃあ言っててこれなんの性のメタファー?って思いながら俺はジムで走りながらその画面を見てた。てか地面とかメチャクチャ濡れてんのに平気で走り回ってるし子供の頃「プールサイドは走っちゃいけません」ってあれだけ教えられてたのに今はいい年こいた大人が濡れたプールサイドを走り回って遊んでいいそうです。水を差すようで申し訳ありませんが、これ下が滑ったりして転倒の危険性とかはないんですかね?あ、水の話題だけに水を差してね、とかスタジオにいるおじさんとかおばさんが言うかなと思ってたけど別に何も言わなかった。興味なかったんだろうな。今俺は頭がどうかしているので、ちょっと前なら考えられないようなことを平気でするようになった。この間エレベーターでたまたま一緒に乗り合わせた以前同じ部署で働いていた先輩が随分と意気消沈した様子だったので「どうしました?」とわざわざ声をかけて「今度飲みにいきましょうよ」とせいぜい誘うところを「今日このあと空いてます?」などと言い出して結果的に16時に会社を早めに上がってそのまま新宿に飲みに行った。外は暑く、明るく、世の中のひとはみんな働いていた。新宿の雑居ビルの中の安い居酒屋は16時過ぎでもう半分以上席は埋まっているしおまけに大抵の客はほとんど出来上がっていた。酒を飲み話を聞く。ありきたりのどこにでも転がっている話題が続く。嫁との関係が、子供の成長が、もう俺は愛情を持てないのか、これ以上関係は続けられないのか、生きるって大変だななどなど。俺からすれば何年か前に通り過ぎた話題たちだったので、そんなものはどうせいつの間にか気にも留めなくなることを経験則で知ってはいるが、年下にそんなことを言われても面白くないだろうからひたすら聞いてうなずいて同意した。だってそうじゃん。相談とかって。みんな最近そう言うようになったけど。結局聞いて欲しいだけだし、おじさんなんてどんどん話聞いてくれる人いなくなるだけなんだから。せめておじさん同士は話聞こうよ。話聞けないおじさんにだけはなるまいって思ってるんだけど、まあ時と場合と人によるよねそんなもん。一通り核心っぽい話が終わったので、俺とその人が共通で嫌いな奴の話題にそれとなくシフトさせて思い切りそいつのことを思い切り罵倒してやったら先輩も少し笑うようになってくれた。悪口は気にせず思い切りやり切った方がいい。有吉から俺はそれを学んだ。言い淀んだり一瞬でも言葉の切っ先が鈍ると面白くない。大体悪口を言おうとした時点でレベルのチューニングをしようがしまいが悪口を言った事実は変わらないんだから叩きのめすくらいまで言い切らないとそれはそれで悪口の対象に失礼ですよね。先輩と雑居ビルから出てもまだ19時前で当たり前のように外は明るく、何も解決してないんだけど先輩は少し元気になったように見えたのでまあよかった。入社してすぐの頃、本当に辛くて誰にも相談出来なかった時その先輩は俺を飲みに誘ってくれて色々と話を聞いてくれたことがあった。恩返しというのもおこがましいが、何年か経つと役割も変わるものだなと不思議に思った。

本当に無駄に元気だな、死んだ方がいい奴ほど。

皮肉でもなんでもなく真理。ここ最近の俺はと言えばヤケクソ気味の連続からまさかの躁状態に突入。業務上も八面六臂の大活躍、かと思えばメンタルにフィジカルが多いつかずにあっという間にダウン。ダッサ。子供を塾に入れたり宿題を手伝ったりスイミングスクール入会の手続きを進めたり。家事もまめに手伝いつつ父親の誕生日までプレゼントを用意して祝ったりと、ほんの少し前の俺では想像もできないような精力的な人間活動をしておりそろそろ電池が切れるのではないかと戦々恐々。そんなとき俺はいつも2008年頃の有吉の画像をYouTubeで見ている。彼がまだ誰彼かまわず毒づいたりしている映像は初期衝動みたいなものに満ち溢れていてここ最近映像からパワーをもらうという経験では他にない。小島よしおをボコボコにしてるところとかは本当に面白い。人が暴力を振るわれている場面を見て面白いなんて、あなたおかしいんじゃないですか?はい、おかしいんです。とにかく彼は俺の映像ドラッグとして現在有効に作用してくれている。あと怒りオヤジで元歌舞伎町No.1キャバ嬢という女性をボロクソに言ってるのも凄い。「ガマガエルは10年前もガマガエルだからな」とか人生で一度でも言えたらスカッとしてそのまま死んでもいいな。

 

子育てあるあるなんですよ〜じゃねえんだよジジイ

取引先で50近いオッサンと子供の話になったので話してたら俺が何か言う度に「それ子育てあるあるなんですよ〜絶対子育てあるあるなんですよ〜」と連呼しだし、そのオッサンの子供は一人で5歳であり、普通に俺はお前の子供よりデカイ子供いて二人育ててんのに何を手前の方が育児上級者みてえな視線で言ってんだと思ってしまったので社会は俺を抹殺した方がいい。それにしても「子育てあるあるなんですよ〜」じゃねえんだよジジイ。んなこと言うくらいならさっさと子供作って育てろよ。どうせテメエは外でそんなこと言う割には面倒臭えこと全部嫁にやらせてんだろうが。

みさきさんは前から何番目にいますか

子供の夏休みの宿題を横でつきっきりになって見ながら進める。自分が思うようにならないとすぐにいらいらして優しくするつもりですぐに恫喝するような言い方をしている自分に気がつく。子供の考える顔を見てまた思い直すということを1時間以上繰り返した。ちびた鉛筆。ちぎられた消しゴム。なんでこんな風にするのか。問い詰めたくなる衝動をこらえて一問、また一問と進めて行く。算数と国語のドリルを半分ほど進めて今日はやめる。溜め込んでいたプリントを整理し直し、重要そうなものからゴミまでなんでもかんでも放り込んでいた学習机の中身を整理したりそんなことを繰り返しているうちに1日が終わる。選挙に行った。投票をきちんとした。何も変わらないかもしれない。もっとひどいことになるかもしれない。得体の知れない不安感に俺たちは包まれていてどこにいても気持ちが休まることはない。目の前の子供達のことを考えてまた行き場のない焦燥に駆られる。そんなこと何の意味もない。理解していても止めることが出来ない。不安障害、強迫性神経障害と言ってしまえばそれまでだろうが心療内科には一歩踏み出せずにもう長いこと自分の内側で持て余している。ネットで何度も調べるが心療内科はどこも予約でいっぱいで何ヶ月も待たされることもザラだと書いてある。世の中不安な人間ばかりだ。心療内科の医師になれば一生食いっぱぐれないのかもしれない。勉強さえできればそんな選択肢もあったのかもしれない。俺は勉強も運動もできないので仕方がない。子供もあまり勉強が得意ではない。俺もバカだし妻も勉強ができる方ではないし遺伝という意味では仕方ないけどあとは本人の努力だから頑張ってもらうしかない。きっと損な役回りをすることになる。妻は健康で人に迷惑をかけなければそれでいいなどと言う。それだけじゃ俺みたいになるだろ、と思っても俺は体も健康ではない。何もない。会社では同期で一番昇進が遅れ異動もできずに売上の悪い部署で唯一の中堅どころになってしまった。調子のよかった時に勝ち逃げするように消えていった人間たちは別部署でうまいことやっている。あとは定年間近のベテラン勢とキャリアの浅い新人ばかりで、俺はマネージャーに呼び出されたかと思えば異動の話でも昇進の話でもなくただ単に俺が全員の面倒を見ろという話だった。役付きになるわけでも給料が上がるわけでもなくただ単純に業務量が増えるだけ。「次のステップになるから」などと体のいい言い方だけされて丸め込まれてしまう。結局それでもたいした反論もせずに俺は受け入れてしまう。馬鹿なので。それなりにやる気を出してみて個別に若い社員のヒアリングをしてみたり今までやっていなかったミーティングをしてみたり仕事を分担して手伝ってみたり自分の商談に同席させて取引先と繋いだり自分の仕事ではない業務までやってみたりやってもやっても仕事は増えるばかりで状況は変わらない。若い社員はベテランに助言を求め俺に相談する人間はいない。求心力は一日にしてならず。俺以外の若い社員が集まって結束力を高めたり自分たちでミーティングを重ねていたりともう目も当てられない。管理職でもないのに気持ちだけ管理職にされた俺は自分のマネジメントさえできていない。変わったのは俺の体調だけでついこの間人間ドックでもないのに胃カメラを飲んできた。逆流性食道炎になっていた。挙句の果てには他部署からも体裁良い言葉で業務の協力まで要請されボランティア状態で労働力だけ搾取されていく。万が一に結果でも出たとしても俺の手柄になる要素はどこにもない。毎日金を家族に持って帰るだけの存在になる。自分の気持ちや時間がどこかに消え意思とか感動とかそんな言葉がどこを見回しても見当たらない。会社にも家庭にも行き場のない中高年など一昔前よく見かけて題材だったがこれが本当に「まさか自分が」という奴だろうか。状況が続けば俺は食道がんになる可能性が高いらしい。喉のつまる感じやものが飲み込みにくさはここから来ていたのだとわかった。これから俺は夜寝る前に何度も頭の中で自分の喉を切り開く様を思い描く。

どのツラ下げて生きてんだよ

子供二人を乗せて車で出かけたが目的地がわからず、古いナビでは道なき道を行くしかなかった。結果的にナビ上20分程度で着くはずだった場所に1時間半走り回っても辿り着けず俺は大声を出し続けて「何で俺は駄目なんだ」と怒鳴りまくった。子供もいる前で俺は時々こういうことをしてしまう。歯止めが聞かずこうしてしまうことで子供が怯えてどんな影響が出るかそれを考えれば自制すべきなのも理解していても抑えつけることが出来ずに次から次へと罵詈雑言が口から飛び出していく。小学生になり助手席に初めて座った息子は「もういいよ、もう帰ろう。大丈夫だよ」と小さな声で俺に語りかけるのが聞こえる。何をしてるんだ俺はこれじゃ字児童虐待と変わらないじゃないかテレビで報道されていた捕まったあの両親たちと何が違うんだこんな風に子供の心を痛めつけて何が父親だ何が。後ろを振り返ると娘が泣いている。俺は何度も急停車を繰り返して何とか家に辿り着いた。家に着いてからも何もする気がせずにそのままベッドに倒れ込んで眠った。妻には息子がなんとなく伝えた内容で妻は察したようだった。俺は以前からこのような状態になることを知っているからだろう。そのまま3時間ほど寝た。目が覚めても窓の外は相変わらず雨の音で部屋全体が薄暗くスマホの画面を見ても何一つ俺の状況は変わっていなかったのでまた目を閉じた。17時過ぎに息子が来て俺の体を遠慮がちに揺さぶり「ごはん出来たって。食べれそうなら食べて」と言ってダイニングに戻っていった。食卓に行くと俺以外の3人が食事を取ろうとしているところだった。椅子に座りもそもそと飯を食い始める。娘の方を見づらかったが「今日はごめん」と謝ると「いいよ。大丈夫だよ」と言ってくれる。脚本家の市川森一が「犬を見てかわいいなとも思うが、気分が悪い時は蹴っ飛ばしたりもする。そういう人間です」みたいな話をしていて最初にそのインタビューを読んだ時にひどい奴だななんて思ったがなんのことはなくて結局俺もそうだし気分次第で簡単に人を、それも自分の子供でも傷つけてしまう人間はいるのだ。反省しても謝罪しても一度やったことは変わらない。俺の中の本性は変わらない。

マジでリアルが充実してる奴はSNSとかやってない

真理。職場にクソみたいなコネ入社のハゲがおり、新人と定年後再雇用のジジイしかいねえまあ「お察し」ってとこで日がな一日時間を潰すのが仕事って感じなんだが、とにかく俺はこいつが嫌いなので遠回しに「死ね」ってことを繰り返してたんだが、流石に馬鹿でもわかるのか今日こいつと話す為に立ち上がってやったら急に肩を押さえつけられ「座ってていいから」と言われたので全身のアドレナリンがMAXでたぎったね。一人じゃ何もできねえでパパに頼んでクソみてえな会社に潜り込んでるゴミが。内臓腐ったような口臭撒き散らかして口を開けば必ず唾飛ばすは加齢臭はひどいわデブだしハゲだし風俗狂いでどうしようもねえな。おまけにボンボンで金はあるから態度だけはデカくて勘違いしたまま生きて死ねる身分だから人生楽しくてしょうがねえだろ。なあ。新人の女に声掛けて土日に遊びに連れてくのをやめろ。俺がその子ならお前のブサイクな嫁と子供に怨念こもった血の手紙送りつけて家の前で自殺するわ。人生は取り替えがきかない。社会は変わらない。何も誰も助けない。

みんな怖いね。

雨の日は怖い。すれ違う人が皆手に凶器を持っているから。傘。あれだけ長く太く硬い金属の棒が束になった塊を握りしめて大勢の人がただでさえ視界が悪く高い湿度や身体が濡れたりと言った不快指数の高い中行き交う街中で事件にならない方が奇跡と言っていい。あなたの持つ傘の位置は子供の目の高さですとか広告が最近訴えるがそれだけじゃなく俺は誰もが持って平気で振り回す傘の切っ先が自分の目にいつか突き刺さることを何度も繰り返し想像して目を硬く瞑る。今年は雨が多くて毎日同じ日を繰り返しているような錯覚を覚える。水不足だったのはいつのことだろう。少しでもチャラにしたくて水道の蛇口をひねってしばらく出しっ放しにしたり例年より水に使用量を多めにしてみたが俺の家の水道料金が増えるだけで何一つ解決しない。数ヶ月ぶりに車を運転したらもう感覚を忘れかけていて俺は絶対に高齢者になったら車は運転しないと決めた。還暦前に免許返納したいくらいだ。今日も高齢者が若者を轢き殺す。若者が年寄を殺したというニュースは聞かない。今の若者は年寄を殺すほどの余裕も体力も無い。自分の人生を生きるだけで精一杯だ。この残酷な世界をサバイブするだけで彼等は充分消耗させられている。地元は民度が低く俺が子供の頃は家のすぐ前にコンビニとゲームセンターがあったので十代後半くらいの若者たちが深夜までたむろし騒いだり喧嘩したりといった怒号が響いたりして駅前の交番の巡査が来ては小競り合いをしたりしてたし、意味なくふかすバイクの群れが国道沿いを通り抜けたりとにかくうるさかった。今は町全体が静かに死んで行くようにひっそりと人の声は聞こえず時々日本語ではない男女の嬌声と、あとは救急車のサイレンだけだ。窓の外から雨音が聞こえる。今夜も遠くからサイレンが響く。