もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

神楽坂その他

◼️神楽坂で初めて飲んだが、なんかスケベな街だなと思った。

うしろに偉そうなおっさんを乗せた品川ナンバーのイカつい外車を何台か見かけた。

税金はこういうところに使われてるんだなと勉強になる。

 

◼️会社のオフィスは窓際の席が暑くて座り続けられない。職場環境としては最悪だ。

暑さのあまり、最近俺のメンタル安定に多大な影響を与えていた「昼休み2時間取って一駅歩き、飯食った後に公園でセブンのアイスコーヒー飲みながら小説を読む」が全くできていない。

一駅歩く、も公園で小説を読む、も両方できなくて辛い。

 

◼️満身創痍というか、持病がいくつもあるのだが、定期的な検査で股関節の診察を受けたところ、背中の神経を調べることになり、MRIを撮ったら椎間板が飛び出て背中の神経に触れてる箇所が二箇所もあった。足に力が入りにくいのは股関節脱臼の後遺症ではなくこれかもしれない。

 

別の日には視野狭窄の定期検査で受けた視野検査で、ここ十年ほど変化がなかったのに、少し進行していることがわかり、再検査することになった。

うちの家系は代々年齢とともに目に障害が出る人間が多く、三つ上の姉もちょうど40になる頃くらいから急激に視野異常が進み、車の運転をやめた。俺の番がきたな、と思った。

時々外の眩しい光に目をしかめる度に、この光を感じられるのはあとどのくらいなんだろうと思うことがある。

漫画のブラックジャック

駅の売店で働く女が爆弾犯の顔を見てたんだけど、爆発でガラスの破片が目に入って失明してしまうエピソードがあった。

女は犯人の顔を知っているから目を治せと警察が言う。ブラックジャックは手術して一瞬は見えるようになるかもしれないがまたすぐに失明する、そんな残酷なことは出来ないと拒否するが、女はそれでもよい、もう一度だけ見えるようになりたい、と言って手術する。

手術が成功し、女は容疑者の中から犯人を指差し無事事件は解決する。

またすぐに視力は失われていき、だんだん見えなくなる中、女は美しい夕暮れを涙を流して見つめている。

俺の最後の景色は何になるのだろうか。