もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

誰かの役には立っている

私は小売業に従事しているが、日々「お客様の声」というものを目にする機会がある。

当然良い声もあれば、悪い声もある。
お客様というのはよく見ているので、基本悪い声というのは非常に真実を突いている。

その中でも忘れられないのが、カーナビを購入したお客様の声だ。

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水中ウォーキング

いつかやるんじゃないかと思っていたことをやってしまった。

子供と近所の公園に出かけた時のことだ。

大きめの砂場のある公園で、子供達は砂遊びが好きなので大盛り上がりで出かけた。

今にして思うと、着替えを済ませてから公園に行こうと言えばよかったのに、天気がいいからと先に公園行く?と声をかけてしまったのがまずかった。先走る子供達をなだめながら着替えを済ませて外にでた。

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ポイントカードとクーポン

ポイントカードを使えない。

忘れてしまうからだ。
こういう人は多いと思うのだけど、反対にきちんと使っている人もいる。

今日昼食を食べに行った定食屋さんで職場の先輩がきちんとポイントカードを出していて、スタンプを押してもらっているのを見て
偉いな、と思った。

「いやあ、いつも後から気がつくんだよねえ」

などと言いながらしっかりとスタンプを5個もらったその人は

「あ、溜まったから出し巻き卵1個無料だ」

と言っていた。この人は人生をうまく生きている、と思った。

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エアリズムが見えている

基本的に下着がユニクロである。

1年中着ているものといえば、エアリズムだ。

薄いし、着心地もよく、なにより耐久性が高い。
本当にお世話になっている。

なんだけども、最近一点困っていることが
「エアリズム見えちゃう問題」だ。

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丸出し

先日仕事の関係で、ある素材メーカーの展示会に行った。

その中の一つに、靴のブースがあり直接仕事の関わりは無いものの、

「まあ、ちょっと見ていきましょう!どうぞどうぞ!」

みたいな感じで担当の方に押し切られる感じで立ち寄った。

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僕達は昼ごはんを食べないといけない

それにしてもお昼ご飯である。

我々サラリーマンにとってお昼ご飯は1日のモチベーションを左右する大きな問題である。

うまいものを食えれば午後も頑張ろうとなるし、
万が一「やっちまった…」ということがあれば、これはもう午後はモチベーションゼロ。
淡々と雑務をこなすに徹するに限る。

だからこそあまり冒険もできずに、結局同じようなところばかり行くし
会社の近くの定食屋はほとんど同じ会社の人間ばかりでほとんど社食状態、というのもオフィス街あるあるの一つであろう。

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鼻毛

私は鼻毛をいつも切っている。

人より鼻の横幅が広い上に少し上向きなので、鼻の穴が見えやすいのだ。

見せるための鼻の穴と言ってもいい。とにかくサービス精神に溢れた鼻の穴を持っている。

しかし、どれだけ鼻の穴がエンターテイナー気質を持っていようとも、持ち主の私に無断で秘部をご開帳してもらっては困るのだ。

以前、こんなことがあった。

職場の飲み会から帰ってきて、酔いを醒まそうと洗面所に立った。

自分の赤ら顔が鏡に映る。

右の鼻の穴から、鼻毛が3本出ていた。

1本では無い。2本でも無い。3本である。

それがまるでオバケのQ太郎の頭頂部から出ている毛のように、それぞれ三方向てんでんばらばらの方向に伸びていた。

え、伸びたの? 数時間のうちに伸びたの? 朝から出てた?

今となっては真相はわからないが、とにかく鼻毛が出ていることは事実だったし

間違いなく飲み会の席から鼻毛は出ていたはずだ。

その鼻毛が三方向に3本飛び出したまま私は多くの人々と話をし、酒を飲み、偉そうに何やら主張していたはずだった。

後輩にあたる女性の同僚と話をしていた時には鼻毛は出ていたのだろうか。

彼女は私の鼻から3本飛びでた鼻毛を見て、何を思ったのだろうか。

あの日見た鼻毛の名前を僕達はまだ知らない。

私は無言で鼻毛を抜いた。痛かった。

それからというもの、私は鼻毛を常に切っている。

今では常に無毛状態を維持している。

汚れた東京の空気を、ダイレクトに鼻腔で受け止めている。

家を出る前には、妻に鼻の穴をチェックしてもらうこともある。

そんなとき妻はいつも私の鼻の穴を「ブラックホールのようだ」という。「吸い込まれそうだ」ともいう。

私の鼻の穴は今日もツルツルのまま、世間の風を吸い込んでいる。

歌って踊る

娘がよく踊る。

正確には歌って踊る。

多かれ少なかれこどもにはよくあることだと思うのだけれど、息子には見られなかった現象である。

性格によるものなのか、あるいは女の子の方がダンスが好きなのか。

ちなみに歌も自分で作る。

歌と踊りを自分で作っているのである。

3歳のシンガーソングライター兼ダンサー。

ただ、正直何を歌っているのか全く聞き取れない。

3歳なので話せる言語も限られているわけだが、それでもある程度会話ができるようになったにも関わらず
自作ソングの歌詞だけはなぜか言葉になっていない。

もちろんその場で即興で歌うなんて芸当は、フリースタイルのラッパーでも無い限り大人だって言葉がすぐに出てくるものでは無いのだから、3歳の子供に求めるべくもないのだが

「あーうぇーおー、やーいーうーいーよー」

みたいな感じで危うい音程の前衛的な楽曲が量産されていく過程は親からすると楽しい。

しかも歌の最後だけ毎回違うことばでアドリブが入ってきて

「あーうぇーおー、ケーキを食べたよー、はい、おしまい」

とか

「あーうぇーおー、ぽんぽんになっちゃうよー、はい、おしまい」

などとそこだけ具体的な歌詞を入れてくれるし、必ず「はい、おしまい」と終わりであることを自分で申告してくれるのでわかりやすい。

なので、その瞬間にここぞとばかりに割れんばかりの拍手を浴びせ

「すごい!天才!最高!」

と、どうせ僕しか見ていないので娘をほめまくっている。

ここ最近はターンを覚えたのでよく回っている。

ターンできるようになったことがうれしいらしく

「回転してって言って」

と私に強要してくる。

なので言われるがまま「回転して」というとニコニコしながらくるっと回る。かわいいなおい。

ところがここのところ「パパちゃんも回転して」と言ってくるようになった。

なので私も回転している。

完全に娘のマリオネットである。

娘が回り、私も回る。

あと娘は「結婚する」ことをなぜか踊ることだと思っており、時々「パパちゃん結婚してー」と言ってくる。

それは手をつないで踊ることを指す。

なので、彼女の両手を取ってしばらく踊る。

踊るというか手をつないだままわちゃわちゃ動き回るだけなのだけど、やっぱり楽しい。