僕らは内Pで見たふかわりょうの家がハウススタジオだったなんて信じない
■世にも奇妙な物語のタモリの真似をするときは必ず「お気をつけください」って言ってニヤってする、って言うのが俺のネタのパッケージングなんだけど、そんなに実際のタモリはストーリーテリング中に注意を促してはいない。
てかストーリーテラーって何。世にも奇妙な物語でしか聞いたことない。「テラー」の部分の汎用性の無さたるや。日本人に「ストーリーテラー」のあとに空欄になってる用紙渡して空欄を埋めよって言ったら99パーセント「タモリ」と書きますよ。
あと俺のモノマネレパートリーと言えば麦とホップのCM出てる時の田村正和の雰囲気と、世界まる見えでたけしが最初CO2撒き散らしながらスタジオ入ってきた後の所ジョージの雰囲気ですね。
■俺は「今夜解明!未解決怪奇事件ファイル」とか「超常現象100連発最強恐怖体験スペシャル」みたいなタイトルが大好きなのだが、特番シーズンにこういうB級、いやZ級のイカモノ番組をソファに寝っ転がって見ているのは本当に至福のときで、こんな番組世の中で見て楽しみにしてるのは日本で俺だけなのでは!?と割と本気で思っている。見た1時間後には何を見たかも忘れてしまいそうくらい何も残らない、あの一種刹那的な感覚。
テレビか個人のyoutubeでしかこういうコンテンツは見れないので逆に貴重と言えば貴重である。わざわざ金出してまで見たいようなもんじゃないし。いや、でも「劇場版 未解決怪奇事件ファイル」って何か逆に面白そうじゃないすか?
あまりに好きすぎて最近では妻の前で一人で未解決怪奇事件の俺が知りうる情報を全てただ喋り続けると言う行為を行っている。特に「長岡京ワラビ採り主婦殺人事件」は繰り返され過ぎて妻まで詳細を覚えてしまった。
あと俺はyoutubeに上がってる文字と音楽だけで構成されているゴミみたいな動画も割と好きで、「ジャニーズの●●が干された理由がヤバすぎる…!」みたいなうっすい引きの動画をスライダーをじわじわ早送りして見てどれだけ薄い情報を引き伸ばしてるのか確認するのをライフワークにしております。
何を言いたいかと言うと、ただでさえ有限な時間をこんなことに費やしてしまって、なんというか、すまんby鹿賀丈史a.k.a夜神月パパ
■最近Amazonプライムでちびまる子ちゃんが大量に配信されており、子供達がずっと見ている。その影響か子供たちが
「ちょっとだけよ」
とやりはじめた。
往年の加藤茶である。そろそろこのネタも元ネタがわからない世代が普通に出てくる頃だと思うとお笑い、ひいてはテレビという文化の世代交代とか文化の変遷みたいなことを考えるかと言ったら別にそんなことは特に考えておらず、「加藤茶の嫁、加藤茶が思ったより長く生きてて焦ってんじゃねえかな」とか思ったりした。
娘がこの間風呂上がりにわざわざ目の前に来てタオル一枚のまま横たわり、
「ちょっとだけよ」
といいながら大開脚して割れ目が丸出しになってた。ちょっとじゃなくて、全部出てた。笑った。
茶よ、あんたは表舞台に出なくなったが、こうしてあんたの残した芸は千葉の幼女にまで受け継がれてるぜ。R.I.P CHA(死んでない)
■仕事で行ったハウススタジオが、内Pでふかわりょうの家として出てきた建物だった。
ファンタジーと知りつつ、どこかで信じてた高校生の俺が、俺の胸の中で静かにショックを受けていた。そのあと普通に嬉しくなって写真撮った。もとからハウススタジオなのか、元ふかわりょうの家で、そのあとハウススタジオに改装されたのか。
その点については俺の中でのファンタジーにしておくつもりだ。これが俺のファイナルファンタジーである。