もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

草の響き

渋谷に東出昌大主演の映画を見に行った。

精神を病んだ男と、それを支える妻、友人、周囲の人々。

医者に勧められてランニング療法を始めた男は、公園で高校生の少年たちと交流を持つようになる。少年たちもまた、心に何かを隠している。

 

何か自分の探していることはないかと思い見に行ったのだが、余計に落ち込んでしまった。

 

精神を病んだ人間の感じの出し方、過剰過ぎず東出昌大の演技が上手くはまっていたから余計に自分と重ね過ぎてしまったかもしれない。

妻役の奈緒がかわいそう、という感情しかないが、旦那も病気だし、一人が精神を病むと家庭が崩壊する、という結論にどうしても行きそうになる。

 

安易なハッピーエンドではない。

彼らにとっての希望になる未来なのか、見る側に委ねられていたが、一歩前進したのには間違いないのだろうなと思った。生まれてくる赤ちゃんのためにも。