もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

ライティング・オン・ザ・ストリート

■会社の午前半休を取って朝のルノアールでこの文章を書いているのだが、浸れる具合が半端じゃないな。

 

俺は普通のサラリーマンなんだけど、スマホのメモアプリを立ち上げ、ワイヤレスの折りたたみ式キーボードを広げてモーニングを頼み、ブレンドを飲みながらパチパチ打ってるから周りから見たら「え、あの人フリーライター?もしかして、小説家だったりして…」などと思わせることに成功している気がする。実は雨だし、平日の午前中で、しかも禁煙席なもんだから周りに人がいないんだけど。かなり離れた場所にスポーツ新聞読んでるおじさんが一人いるだけで、俺がいることにすら多分気がついていない様子。だから俺がキーボードを叩き続ける唯一のモチベーションはウェイトレスの女の子である。幸いかわいい子だったので、俺は今その子を欺くために文章を打ち続けている。あと全然関係ないんですけどドトールの店員の女の子って巨乳の子多くないすか?制服がパツパツなだけ?世界一意味の無い行動、としてギネスワールドレコードに非公式認定します。

 


先延ばしにしている案件がいくつかあり、上司の許諾を得ないといけない内容ももちろんその中にあるんだけど、ここ最近「だから、なんなの?」という気分に支配されることが増えてきてしまった。

何というか、別にこの年齢になって遅れて反抗期が来てるとか、人生捨て鉢になっているとかそういうことではなく、純粋に「ほんの少し何かが遅れたり失敗したりしても、別にそれほど破滅的な事態にはそうそうならないし、結局自分が出来る範囲のことなど限られている。いてもいなくても、実はそんなに変わらない」という頭ではわかっていたけど、心理的にそれを受け入れて自分に納得させることがうまく出来なかったのだ。だけど、自分がいつ死ぬかなんてわからない、とうっすら考えることが増えたり、自分の子どもが成長してくると、「仕事」というものを人生の中で占めさせる割合なんて、本当に最低限にした方がいいんじゃないか、ということを強く感じるようになった。

 

もちろん何かあっても会社は守ってくれない。俺は数年前大怪我をしたときそれを強く感じて、それ以来心の一部が死んだままになっている気がする。それと最近直属の上司になった人は「俺は人材って言葉は人財、人の財産って書くと思うんだ」って真顔で言い出す人だったので、おっ、こいつはやべえぞと距離取った方がいいな、って思ってることも起因しているかもしれない。

会社の上司など外の世界では他人だし、会社の中では居場所がなくて、どこにいても余所者感が拭えない俺からすれば、別にどうでもいい話だった。そういうことは社内恋愛、社内不倫しまくって会社ライフをエンジョイしまくっている諸氏でどうにでも好きにしてほしい。

 


なんてことをつらつら書いたが、何が言いたいかっていうと要は会社を休んでルノアールでこんな文章を書く遊びをしてもいいじゃん、って自分を正当化しているだけなんだけど。半分くらいはいつまで経っても会社に馴染めないことへの呪詛の言葉だけど。依存先を増やして精神を安定させよう。職場は俺の全てじゃない。ここが俺のサードプレイス。てかサードプレイスの生みの親ことスタバって最近混みすぎじゃないか?どこ行っても座れないんですけど。おい、サードプレイスじゃないんかい。じゃあ俺たちはどこに行けってんだよ、え?ストリートか。

別にサボってるわけじゃ無いし。有給だし。労働者の権利だし。

いいじゃん、ギャンブルもタバコもやんないし、酒も今は控えてるんだから。かわいいもんだよな、俺。本当。