もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

ぺこぱ

Netflixで韓国ドラマをよく見てるんだけど、字幕が「おなかすいた」となってるときに

「ぺごぱあ」

といってるのを聞いて、あ、本当に使うんだ、と思って嬉しかった。
という報告です。


ここ最近ラランドのサーヤ、Aマッソ、ヒコロヒーあたりの女性芸人の台頭が嬉しい。
ちょっと前に友近ゆりやんが一緒にYouTubeやってて、こういう女性芸人がたくさんいると状況が変わるだろうな、
となんとなく思っていたら、そんなに時間もかからず芸人界が変わっていきそうな気がする。

友近ゆりやんの番組はとても面白いのだけど、意地の悪い言い方をすると
「この面白さ、どうせ私たちにしかわからないのだろう」
という、半ば諦めに近い閉じたコミュニティの面白さで、あまり外に向かっていない感じがしてたので
いわゆる第7世代の芸人さんたちが男性芸人と同じ場でしっかりと主張をしているのがとてもよかった。

特に友近は自分があまりにも才能が特化しているだけに同年代の女性芸人とわかりあえることがきっとなかっただけに
同世代の男性芸人とばかりユニットコントをしていたし、
ゆりやんくらいの頭の回転が早く弁の立つ女性芸人が後輩で出てきて、嬉しかったんだろうな、と思った。
そういえば二人とも芸風は少し通ずるところはあるな。自分の世界観を押し通すというか、周りが本人たちのやりたいことをやらせてあげるというか。
もちろん頭がいいので、それなりに周囲と合わせたタレントっぽいこともできるんだろうけど、本人がそれでは自分の本領を発揮できないとわかっているから、自分の芸を100%やりきれる環境にしか身を置かないのだとも思う。

少しそこからは外れるかもしれないけど、その方向性で行くと鳥居みゆきもそうだった。
不思議ちゃんキャラでポップな要素も持っていたけど、演劇的な要素を持っているコントでの演技力を見て、小説も読んでファンになった。
孤高の女芸人という感じもするが、ちゃんとタレント的な活動をこなし、結婚もしていたりして、割と普通な人であるところも好きだ。
バナナマンと一緒に出ていた番組で、珍しく設楽さんが共演した一般人の名前を間違えた時に、小さな声で訂正したのが鳥居みゆきで、
「こういうとこフォローもできるんだ」と思った記憶がある。

サーヤ、ヒコロヒー、Aマッソたちは、今転換期にある女性芸人の最初の世代になっているので、
しばらくの間はまずこの「現状の女芸人を取り巻く状況を否定、喝破する主張が痛快」という部分が面白さになっている。
いつまでも続けられないのはきっと本人もわかっているので、このムーブメントがいい波として動いている時にどんどん活躍の場を広げて、
ネタでも平場でも「ほら、面白いでしょ」というのを見せる機会が増えるといいなと思う。