文章
自分の性格が醜いから、書く文章も醜いのだと思う。
文章はきっと、顔つきや、仕草や、言葉つきや、声の印象などと同じで
人の内面を映し出すものなのだと思う。
俺はつくづく思った。
面白くもない人間が面白い文章を書こうと思ったり
優しくもない人間が優しいふりをしたり
そんな無理をしていたから、きっとちっとも文章がよくならなかったのだと。
文章を書く仕事につきたいと漠然と思っていたけど、
そんな仕事につかなくてよかったと本当に思う。
今でも文章を書く仕事に憧れは持っているけど、
そもそもなれたかどうか別として、もし本業を文章を書く仕事にしていたら
自殺していたかもしれない。
文章を金に換えることほど恐ろしいものはない。
自分の恥部を大勢の目の前に晒し出すのと一緒だ。
才能と度胸のある人の仕事だと思う。
本当に自分は、何も持たない人間としてブログに吐き出すだけで気がすむ程度の人間でよかったと思う。