もうだめかもしれない。

大丈夫ですかと聞かれたら、はい大丈夫ですと言うタイプの人間です。

オーダー

カジュアルなイタリアンで酒を飲んだ。店員の若い女の子が俺がたくさん注文しているのにどういうわけだか暗記しようとしているのかメモしない。四品目を過ぎたあたりからこちらも意地になり頼む必要のなかった料理を追加してしまった。女の子はきつく唇を結び忘れないように足早に厨房に戻っていった。可愛かった。彼女は注文を通すと着替えてさっさと帰ってしまった。店員に聞くと高校生なので22時には帰らないといけないのだと言う。答え合わせまでいて欲しかったのに。かくしてテーブルには一品として間違わずオーダーした料理が届いた。彼女の通う高校の偏差値は高い。